政策DBトップ
政策DB(SEISAKU DB)
植田和男 ·日本銀行総裁

参議院財政金融委員会(2025-06-03)での発言

第217回国会 ·第第15号号 ·629字
○参考人(植田和男君) これは、まとめますと、おっしゃるように、収益は、金利を上げていく過程で、あるいはバランスシートを縮小し金利を上げていく過程で一旦下押しされます。ただし、その後収益が回復していくメカニズムがあるため、全体を通じて見れば、信頼を逸するということにはならないというふうに考えております。  具体的には、政策金利が上がってバランスシートが縮小する局面では、委員おっしゃいましたように、当座預金に対する付利金利の引上げが起こりますので、超過準備に対する支払利息の増加から収益は下押しされます。  ただ、その後は超過準備がだんだん減少していくということで支払利息が減少するというメカニズムがありますし、また、少しずつでも国債の買入れを続けている中で、利回りの高い国債へ資産サイドの保有国債が入れ替わっていく、それは受取利息を増加させる要因になる。さらに、利子が付かない銀行券や所要準備といった無利子負債の見合いで持っている債券がございます。これらの収益が入ってくるということを併せますと、収益はだんだん回復していくというふうに考えております。加えまして、債券取引損失引当金のような一定の財務上の備えも行っております。  以上について、より具体的には、昨年十二月に公表しました私どもの試算では、いろいろなシナリオについて、今申し上げましたような日本銀行の収益の動きが現実に申し上げたような動きになるというところをお示ししたところでございます。

植田和男 の他の発言

2026-04-09 · 参議院財政金融委員会
○参考人(植田和男君) 財政支出に伴いまして、市場金利が上昇してクラウディングアウトが生じる可能性はあると思います。  ただ、現状では、短中期のゾーンを中心に実質金利ははっきりと…
2026-04-09 · 参議院財政金融委員会
○参考人(植田和男君) 片山大臣のお答えとほぼ同じでございますが、財政政策のROEへの影響については様々な可能性があって、一概には評価は難しいと思います。  ただ、一般論として申…
2026-04-09 · 参議院財政金融委員会
○参考人(植田和男君) 我が国企業のROEでございますが、委員の御指摘のとおり、個別の企業間のばらつきは大きいんですが、全体として平均して見ますと、米欧の企業と比べて低い水準、低め…
2026-03-30 · 衆議院予算委員会
○植田参考人 為替相場の動向も含めて、現下の様々な金融経済情勢を動かしている要因が、持続的にインフレ率を二%に安定的に誘導するという私どもの目標に照らしてどういうインプリケーション…
2026-03-30 · 衆議院予算委員会
○植田参考人 お答えいたします。  私ども、金融政策は為替相場を直接コントロールすることを目的としたものではございません。しかし、当然のことながら、為替相場の動向は我が国の経済、…
2026-03-30 · 衆議院予算委員会
○植田参考人 長期金利は、先行きの経済、物価情勢あるいは金融政策、財政政策に対する市場の見方などを反映して変動するものでございます。先行き二%の物価安定の目標が達成される確度が高ま…
2026-03-26 · 参議院財政金融委員会
○参考人(植田和男君) 現在大量の国債を日本銀行が保有しておりますのは、しばらく前までインフレ率を引き上げるために、目標に近づけるために大規模な金融緩和という政策を行っておりまして…
2026-03-26 · 参議院財政金融委員会
○参考人(植田和男君) ちょっと具体的なイメージが取りあえず湧きませんので具体的になかなかお答えしにくいですけれども、現在でも国債以外にETFをある程度の金額保有しております。で、…

API / MCP 利用

国立国会図書館 国会会議録 API を構造化

REST: /v1/diet/speeches/search?speaker=植田和男
MCP: search_diet_speeches(speaker="植田和男")