参議院農林水産委員会(2025-06-05)での発言
第217回国会
·第第13号号
·698字
○参考人(井村辰二郎君) 私の認識では、この法律は、決して適正なところに高くしていってくれという話ではなくて、私たち生産者がまず相手に売るときに持続可能な価格ではないような価格に不当な圧力があった場合は、ちゃんとそれをやめましょうねというような、そういうセーフティーネット的なところがまずあるというふうに思っていて、加えて、やはり価格というのはその指標だけで決まるわけではなくて、これは私たち民民の話の中でお互いに話合いをしながら決めていくということなので、決してこの法律ができたからといって消費者の方が高くなるという認識は持ってないというのが一つです。そうあってほしいと思います。
それともう一つは、今先生の方からも賃金の話が出たんですけれども、私どももたくさん従業員を抱えておりまして、何%も賃上げしたいなというふうに思っていて、それは経営体によっていろいろだと思うんですけれども、なかなか私の知る限り、農業従事者、従業員が、例えば大銀行の初任給がばっと上がったとか、そういう水準では残念ながらなくて、やはりこの従業員の賃金も私たちは上げていかなければいけなくて、その従業員は一消費者でもあるわけですね。
ですから、ちょっと話は違うかもしれないんですけれども、そういったことも含めて、社会全体がやっぱりウィン・ウィンになるといいますか、なるような仕組みというのをつくっていく、それの農業の、農産物のところなのかなと思っていますので、是非、消費者が納得しているような価格で作るように私たちも人件費以外の経費は落とせるように経営努力をしていきますので、是非御理解いただけたらなと思います。