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酒井啓亘 ·早稲田大学法学学術院教授

参議院外交・安全保障に関する調査会(2025-02-19)での発言

第217回国会 ·第第2号号 ·604字
○参考人(酒井啓亘君) ありがとうございます。  一番危機的な問題というのは、今おっしゃっていただいたように、大国が本来守るべき価値であったり手段であったりする国連とその目的というものがないがしろにされやすくなっているという状況だと思います。これを止めるというのはなかなか外在的には難しい問題だろうというふうに思いますし、先ほども申し上げたように、主権国家というのはどうしても自国の国益を中心に考えていかざるを得ないところがありますから、その国益にのっとった形でのその国連の利用だとか、あるいは国連の目的の主張だとかということにならざるを得ない。それに国益が反するということであれば、大国ほどやはりそれを軽視するということが現実の世界だろうというふうに思います。  それに対する処方箋というのは、実は国際法は持ち合わせてはいません。なぜなら、これも報告の中で申し上げたように、国際法を作るのも、そしてそれを実施するのも主権国家が第一義的に出てくるものであって、その主権国家自体の認識を変えない限りは国際法というものに過度な期待をしてはいけないということにはなるんだろうと思います。国連が通常どおりの機能を果たすためには、やはり大国間の協調というのは欠かせない、そういうシステムになっているものですから、どうしてもそちらの方に持っていくということが現在においては現実的な課題かなというふうには思っています。

酒井啓亘 の他の発言

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○参考人(酒井啓亘君) ありがとうございます。  もう国内法での緻密な議論というのは積み重なっていると思いますので、国際法の側から言えることというのはそれほどないんですけれども、…
2025-05-08 · 参議院内閣委員会
○参考人(酒井啓亘君) 御質問ありがとうございます。  今おっしゃっていただいたとおり、NISCが行っているその本部のメンバーでありますし、それから昨年行われました有識者会議のメ…
2025-05-08 · 参議院内閣委員会
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2025-05-08 · 参議院内閣委員会
○参考人(酒井啓亘君) ありがとうございます。  正確には記憶はしていないのですけれども、確かに、その協議会についてどういうふうに動かし、協議会、そのときはそういう話ではなかった…
2025-05-08 · 参議院内閣委員会
○参考人(酒井啓亘君) ありがとうございます。  さきにも申し上げましたけれども、この警職法の新しい第六条の二の特に第二項というのは、私自身は必ずしも、国際法上の緊急状態をそのま…
2025-05-08 · 参議院内閣委員会
○参考人(酒井啓亘君) 御質問ありがとうございます。  恐らく、どういう措置を制度設計して、それを運用していくかというのは政策の問題だと思いますので、国際法の観点から言えることと…
2025-05-08 · 参議院内閣委員会
○参考人(酒井啓亘君) 御質問ありがとうございます。  まず、その在日米軍のサーバー等が攻撃にさらされるという状況を考えた場合に、そのサーバーどこにあるのかということも問題になる…
2025-05-08 · 参議院内閣委員会
○参考人(酒井啓亘君) ありがとうございます。  お二人の参考人の先生の御意見と全く一緒のところがあるんですけれども、国際法の観点から見ると、やっぱりいろいろな御懸念があると思う…

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