○内閣総理大臣(高市早苗君) 中曽根康隆議員の御質問にお答えいたします。
日米首脳会談の意義、成果、イラン情勢に関するやり取り、エネルギー分野の成果についてお尋ねがありました。
今回の会談を通じて、安全保障や、経済安全保障を含む経済など幅広い分野において、日米同盟の質を更に高める多くの具体的な協力を確認できたことは大きな成果でした。
また、緊迫した状況が続くイラン情勢について、事態を一刻も早く鎮静化させ、ホルムズ海峡における航行の安全や、エネルギーの安定供給を確保することの重要性についても確認できました。
こうした成果を実現できた背景としては、関係各省による事前の入念な準備に加え、私とトランプ大統領との間の信頼関係の下、内容の濃い議論を行うことができたことが大きかったと考えています。
エネルギーの安定供給に関しては、日本やアジアにおける原油調達を念頭に、米国産エネルギーの生産拡大に日米で共に取り組んでいくことを確認し、また、トランプ大統領に対し、日本において米国から調達する原油を備蓄する共同事業を実現したい旨を伝えました。
これからも、日米間で緊密に意思疎通を続けてまいります。
日米首脳会談の経済安全保障分野での成果についてお尋ねがありました。
先般の首脳会談では、トランプ大統領との間で、現下の状況で重要性が増しているエネルギーの安定供給の確保、重要鉱物、AIを含む先端技術分野など、経済安全保障分野での日米協力を一層強化することで一致しました。
特に重要鉱物については、同志国とも連携して、重要鉱物のサプライチェーンを強靱化すべく、重要鉱物サプライチェーン強靱性のための日米アクションプラン、日米重要鉱物プロジェクト協力に関する共同ファクトシート、日米海洋鉱物資源開発に関する協力覚書の三つの文書を取りまとめるなど、大きな進展がありました。
互いの強固な信頼関係の下、経済安全保障を含む経済分野で日米同盟の質を更に高める多くの具体的な協力を確認できたことは、大きな意義があったものと考えています。
日米安全保障協力に関する具体的な成果についてお尋ねがありました。
今般の日米首脳会談において、トランプ大統領との間で、互いの強固な信頼関係の下、安全保障を含む幅広い分野で、質の高い日米協力を具体的に進め、日米同盟を更なる高みに引き上げていくこと、そして、日米同盟の抑止力、対処力を一層強化していくべく、ミサイルの共同開発、共同生産を含む幅広い安全保障協力を進めていくことで一致しました。
安全保障環境が一層厳しさを増している現状を踏まえ、日米同盟の抑止力、対処力の一層の強化を図るべく、米国との間で緊密に連携をしていきます。
中国に対する日米の向き合い方についてお尋ねがありました。
今回の首脳会談で、トランプ大統領との間では、中国をめぐる諸課題について意見交換を行い、日米で緊密に連携していくことを確認しました。
中国との間で戦略的互恵関係を包括的に推進し、建設的かつ安定的な関係を構築していく方針は、私の総理就任以来、一貫しています。
その上で、中国は重要な隣国であり、日中間に懸案と課題があるからこそ、意思疎通が重要です。
我が国としては、中国との様々な対話についてオープンであり、今も各レベルで中国側と意思疎通を継続しています。
今後も、国益の観点から、冷静に、適切に対応を行っていきます。
また、北朝鮮に関する議論についてお尋ねがありました。
トランプ大統領との間では、北朝鮮情勢について認識を共有し、核・ミサイル問題に共に対処する必要性や、北朝鮮の完全な非核化に向けた確固たるコミットメントを確認しました。
私から、拉致問題の即時解決について私自身の決意を伝えるとともに、引き続き理解と協力を求め、トランプ大統領から全面的な支持を得ました。
北朝鮮への対応に当たっては、今後とも、米国政府との間で緊密に連携をしていきます。
平和と繁栄をつくる責任ある日本外交及び日米首脳会談での議論についてお尋ねがありました。
現在、国家間の競争が激化、複雑化、常態化し、我々が慣れ親しんだ自由で開かれた安定的な国際秩序が大きく揺らいでおり、我が国もまた、戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に直面しています。
このような厳しい国際情勢の中、能動的に具体的な行動を積み重ね、我が国及び国際社会の平和と繁栄を実現していくことが必要です。
こうした考えの下、米国や同志国を含む幅広い関係国とも連携しつつ、自由で開かれたインド太平洋の進化を通じて、平和と繁栄をつくる責任ある日本外交を力強く推進していきます。
先週の日米首脳会談では、私から、FOIPを日本外交の柱として引き続き力強く推進し、時代に合わせて進化させていく決意を改めて示し、トランプ大統領との間では、FOIPを今後も力強く推進していくことを確認したところでございます。
今後の日米関係についてお尋ねがありました。
今回の会談を通じて、トランプ大統領との信頼関係を一層強固なものとするとともに、安全保障や、経済安全保障を含む経済など幅広い分野において、日米同盟の質を更に高める多くの具体的な協力を確認できたことは大きな成果でした。
今後については、今回の訪米で得られた成果を着実に実施していくことが重要であると考えています。
我が国としては、こうした取組を通じ、日米同盟を更なる高みに引き上げるとともに、自由で開かれたインド太平洋の実現、ひいては国際社会の平和と安定により一層貢献してまいります。(拍手)
―――――――――――――
高市早苗 の他の発言
2026-10-05 · 衆議院本会議
○内閣総理大臣(高市早苗君) 演説に先立ち、申し上げます。
沖縄県で発生した強盗殺人事件に関し、昨日、米海兵隊員が逮捕されました。
お亡くなりになった方に謹んで哀悼の誠を捧…
2026-07-27 · 衆議院予算委員会
○高市内閣総理大臣 武部委員御指摘のとおり、私は、五月にベトナムにおいて、進化したFOIPを発表しました。
このビジョンの下、未来の国際社会の平和と安定の鍵を握るインド太平洋地…
2026-07-27 · 衆議院予算委員会
○高市内閣総理大臣 まず、プライマリーバランスですが、債務残高対GDP比の安定的低下に向けて確認する指標として、その安定的低下と整合するよう改善、管理をしていきます。この点は、骨太…
2026-07-27 · 衆議院予算委員会
○高市内閣総理大臣 核兵器のない世界に向けた国際社会の取組を主導するということは、唯一の戦争被爆国である我が国の使命でございます。
本年五月に開催されたNPT運用検討会議では、…
2026-07-27 · 衆議院予算委員会
○高市内閣総理大臣 我が国は、核兵器不拡散条約のメンバーでございます。これを重視しているということについては、お分かりいただいていると思います。ですから、持たず、作らずというのは当…
2026-07-27 · 衆議院予算委員会
○高市内閣総理大臣 もう繰り返しになりますが、私自身も私の事務所も、サナエトークンという名前の暗号資産が発行されて取引されるなどということを承知してもおりませんし、了解もしておりま…
2026-07-27 · 衆議院予算委員会
○高市内閣総理大臣 まず、女性皇族の方の配偶者、子については、現行の皇室典範の規定を適用することとしております。と申しますのは、衆参正副議長における議論の取りまとめにおいて、女性皇…
2026-07-27 · 衆議院予算委員会
○高市内閣総理大臣 今おっしゃった点についても、方向性は共有いたしております。
今後、骨太の方針に基づきまして、高齢者の就業率の上昇や健康寿命の延伸、医療費水準や受診状況の動向…
API / MCP 利用
国立国会図書館 国会会議録 API を構造化
REST: /v1/diet/speeches/search?speaker=高市早苗
MCP: search_diet_speeches(speaker="高市早苗")