○国務大臣(片山さつき君) まず、中東情勢については非常に先行きが見通しにくい状況だと思っております。
既に勃発してからG7の財務大臣レベルのオンライン会合をやっておりますし、それでなくてもしょっちゅうひっきりなく連絡を取り合うし、また近々もまたやると思いますが、そういう状況にございます。
全体の金融市場において、石油価格及び石油先物ですね、WTI先物、これが与える影響がいまだかつてなく大きくなっていて、それの振れ幅が一喜一憂状態と認識しております。
最初にそこを、一番最初に問題意識を持ちましたのは、諸大臣いるんですけど、G7会合というのは総理の会合以外で古いのは財務大臣と外務大臣が圧倒的に古くて、そこ以下はほかの国により、まあ各国により大臣の縦割りが違うもんですから、財務は一番先に会合やるんですけれども、この不安定性、不透明性、あるいは投機が入ってきている部分を何とかしなければいけないという意識を非常に最初に強く持ちまして、そういう意味では、財務大臣のネットワークというのはある意味でカナリアなんですよ。鉱山の中で、これは何かいるわと、鳴かなきゃ駄目だというのが我々の役割なので、そこでできるだけ早く声明をまとめて、この状況を何とかできるだけ短期に済ますようにしなくてはいけないと。かつ、そこに余り政治的な影響力のあるような言葉を入れなくても、マーケットと経済だけに集中できるのが財務大臣ですから、そういうことで、そのIEAのトップにも来ていただいて、これは放出を世界レベルでやるべきというメッセージを最初に出させていただいたんですよ。
その後、百十まで行っていた先物が八十一まで下がってということがこの三週間ぐらい繰り返されておりまして、その実際のその場における状況においては我が国はやっぱりその辺、遠いですからね、当事国でもない上に、元々中東が中東になった要因のときに日本はそこの場でもプレーヤーじゃないですから、それを考えるとなかなか難しいところはあるんですが、そういった状況を捉まえて予測をできるだけできるならしてということを考えた上で、三月の十一日に総理の方から緊急的激変緩和措置を復活させるということで、当時二千八百億円あった基金でまず始めるということで既に始めておりまして、約三十円の値下げ分の補助をもうやっているということでございます。
ようやくそれが店頭のガソリンスタンドでの価格表にある程度は反映されてきておりますが、委員御存じのように、我が国の製油所というのは立地が偏っておりますので、県によって値段がどうしても相当な差が出ておりまして、ただ、内陸にもかかわらず埼玉県はいつも安いんですよ、ちょっと。それは競争状況もあるかもしれませんが、あとは、その製油所からのロジスティックスの関係がおおむね影響しているかなということがあるので、今のところそこに差が置けるほどにはなっていないんですが、ただ、沖縄だけは沖縄特例のお金がありますから、それは発動できる状況のようではありますが。
そういった当面喫緊のところで影響を抑えるということをやるのと、経済に影響がどこまで出るかにつきまして、一昨日、官房長官の方で、その状況を国民の皆様から全部お聞きして、例えば農業のA重油とか、それから漁に出れない漁業関係ですとか、あるいは石油関連製品に石油関連原料が滞ることによって滞りがないかとか、いろんなことを今調べておりまして、その結果がまだ財務省の方には上がってこないので、そこで必要があればできるだけのことをしなければいけないんですけど、まだ今日時点ではそこまでは行っていないので、取りあえずは燃油高騰につきましてこの措置をさせていただいた上に、予備費を一昨日決定させていただいて、これが七千九百四十八億円分をこの基金事業に入れて、さらに残り、五十億ぐらいですけれども、LPガス関係のタクシーにも同等の補助で充てると、こういうことをしております。
これにつきまして、今予算をお願いしているわけですが、できるだけ早く、できれば年度内にこの八年度が通れば、そこにも一兆円の予備費がございますので、いろいろ補正のお声を聞くこともなくはないんですが、どんなに短縮してもその積み上げができる状況にないので、要するに状況の未来が見通せていないので、それでやるということは我々予算編成の実務をつかさどっている省庁としては極めて難しいので、今の状況でつながしていただくのが一番早いと、かつ一番柔軟であるというふうにして対応をしてまいりたいと思っております。
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