参議院内閣委員会(2026-10-22)での発言
第222回国会
·第第1号号
·1,543字
○国務大臣(葉梨康弘君) おはようございます。他委員会から回ってまいりましたため遅参をいたしました。申し訳ございません。
国家公安委員会委員長、領土問題担当大臣、CBRNEテロ対策担当大臣並びにアイヌ施策及び食品安全を担当する内閣府特命担当大臣として、一言御挨拶を申し上げます。
良好な治安を確保することは、政府の重要な責務です。社会情勢等が大きく変化している中、犯罪対策を強力に推進し、世界一安全な日本を実現するため、以下の諸施策を強力に推進します。
まず、特殊詐欺の被害は、令和七年に認知件数、被害額とも過去最多となり、本年に入っても増加傾向で推移するなど、匿名・流動型犯罪グループによると見られる犯行の被害は極めて危機的な状況にあります。治安上の大きな脅威である匿名・流動型犯罪グループに対し、中核的人物の実態解明と取締りを始めとする戦略的な対策を推進し、その撲滅を目指します。AIを活用した特殊詐欺の被害防止対策の導入、タイムリーな情報発信等官民が一体となった取組を推進し、市民の安全で平穏な生活を守ります。
また、このような最近の犯罪の実情に鑑み、重大な犯罪による被害が拡大し、又は発生すると認められる場合において、被害切迫者に対してとるべき被害防止措置に関する規定の整備等を内容とする警察官職務執行法の一部を改正する法律案を提出しています。
このほか、サイバー対処能力強化法及び同整備法の着実な施行に向けた更なる態勢の整備等、警察においてもサイバー空間における対処能力を強化するとともに、事件捜査や情報収集、分析を通じた対日有害活動への対処、経済安全保障の確保に向けた取組、北朝鮮による拉致容疑事案等の捜査、調査、警察の災害対処能力やCBRNEテロを含む各種テロへの対処能力の向上、要人に対する警護、ローンオフェンダー対策、ストーカー、配偶者からの暴力、児童虐待といった人身安全関連事案への対処、ストーカー被害者の保護措置の強化等に向けた検討の推進、交通事故防止対策等の諸課題に全力で取り組み、国民の期待と信頼に応えてまいります。
また、犯罪被害者等施策全体を取りまとめる司令塔として、取組を強化してまいります。
CBRNEテロ対策については、本年八月に取りまとめたCBRNEテロから国民を守り抜くためのアクションプランに基づき、各種施策を実行してまいります。
次に、領土・主権対策については、北海道に属する北方領土の問題及び島根県隠岐の島町に属する竹島の領土問題並びに沖縄県石垣市に属する尖閣諸島をめぐる情勢に関して、国内外において我が国の立場についての正確な理解が浸透するよう、関係機関と連携を深めながら、領土・主権展示館を拠点とした内外発信を強化します。
アイヌ施策については、先住民族であるアイヌの方々の誇りが尊重される社会を実現するため、ウポポイや交付金を活用した取組、アイヌの方々の御遺骨の返還や尊厳ある慰霊の取組など、アイヌの皆様に寄り添い、未来志向の政策を総合的に推進してまいります。
食品安全については、国民の健康の保護を最優先に、科学的知見に基づき、客観的かつ中立公正に食品健康影響評価を行うとともに、評価結果等についてリスクコミュニケーションを実施してまいります。
次に、カジノ事業の健全な運営が確保されるよう、高い独立性を有するカジノ管理委員会が、厳格なカジノ規制の実施に向けて取り組みます。
最後に、ギャンブル等依存症対策については、ギャンブル等依存症対策推進基本計画に基づき、関係省庁と連携しながら取組を推進してまいります。
渡辺委員長を始め、理事、委員各位の御理解と御協力をお願いいたします。