SEISAKU DB トップ
SEISAKU DB
金尚均 ·龍谷大学法学部教授

衆議院総務委員会(2024-04-16)での発言

第213回国会 ·第第14号号 ·859字
○金参考人 私が二十四時間以内の削除を紹介したというふうなことは、例えばEUやドイツの中で二十四時間削除というふうな要件が出たのは三つです。ヘイトスピーチ、テロ情報、そしてチャイルドポルノがやはり規制の対象になったわけですね。これはデジタルサービス法でも受け継がれています。そこでは、何よりも、これが一旦インターネット上に掲載されると瞬く間に拡散されてしまうというふうなことなわけですね。これに対してどのように対処すべきかというふうなことにやはり悩まされてきたわけです。そういった中から、まず何よりも、もう被害は起こっているけれどもそれを最小限にするというふうな方策が練られたわけですね。そこで、できる限り短い期間に削除しましょうというふうなことなんです。  現在、ヨーロッパでは、いわゆる大規模SNS事業者の事業報告は今回の日本の法案では年に一回というふうになっていますけれども、実は年二回なんですね。だから、今回の日本の法律というのは実は画期的な一歩なんですけれども、恐らくSNS事業者からすると甘いたてつけになっているかと思います。事業報告の中で、どれぐらいの期間で削除したかということで、二十四時間以内、七日以内、七日以上、そして独立した判断機関に委ねるというふうな、四つ構えで判断がされています。実は、どの規制対象情報についても二十四時間以内の削除が七五%以上なんです。そういったようなことが実際に行われている。  例えば、ドイツなどでなぜそれができたかというふうな背景には、法曹制度が大学等々で整えられているという社会があります。それは実は日本でも可能なわけです。日本でも、法学部を始めとしてロースクールというふうな制度がございます。そこで、多くの法的素養を持った人々がこのような違法情報、有害情報に対して対処できる社会ないしは法曹養成制度、そしてその構築というものがあるところで、特定の個人の権利侵害以外にも、やはり判断すべき余地とその能力というものが日本にはあるだろうというふうに私は見ております。

金尚均 の他の発言

2024-04-16 · 衆議院総務委員会
○金参考人 今回の法案については、大きな一歩を踏み出したというふうに認識しております。  その上で、今回の法案において、特定の個人的な被害者の権利侵害、これに対してのみ焦点を当て…
2024-04-16 · 衆議院総務委員会
○金参考人 おはようございます。金尚均と申します。  それでは、私の意見を述べさせていただきます。  資料にございます一ページ目の一から五、これが概要ですが私の意見でございます…
2024-04-16 · 衆議院総務委員会
○金参考人 今回の提案におきまして、先ほどから申していますように、個人の権利侵害だけじゃなくて、インターネット上の問題が起きた一つの大きなきっかけというのは、やはりインターネット上…
2024-04-16 · 衆議院総務委員会
○金参考人 今先生のおっしゃられた意見は、一つ、日本型の対処の仕方というふうに考えます。私の一に示しました二〇一六年以降の反差別法、いずれも、罰則規定がないというふうな、非常に世界…
2024-04-16 · 衆議院総務委員会
○金参考人 今おっしゃられた議論と全く同じなんですけれども、とりわけ、私は大学で勤めているわけなんですけれども、今大学生の中で統計を取ってみますと、パソコンを持っている人たちが減っ…
2024-04-16 · 衆議院総務委員会
○金参考人 私がインターネットを使い始めたのは一九九五年ぐらい。恐らく、ここにおられる先生方もインターネットをいつぐらいから始めたかなと思うと、恐らく一九九五年ぐらいだと思いますね…
2024-04-16 · 衆議院総務委員会
○金参考人 表現の自由と権利侵害との関係で申しますと、まず、まずもってこの社会が自由主義社会であり民主主義社会であるというふうなことでいうならば、私たち市民が唯一、社会に参加し、社…
2024-04-16 · 衆議院総務委員会
○金参考人 今回の法案、例えば土地識別情報に関連しまして特定の人の情報に、特定の人の権利侵害に結びつくというふうなことであるならば、それは一つ、削除の対象になるだろうというふうに私…

API / MCP 利用

国立国会図書館 国会会議録 API を構造化

REST: /v1/diet/speeches/search?speaker=金尚均
MCP: search_diet_speeches(speaker="金尚均")