○金参考人 表現の自由と権利侵害との関係で申しますと、まず、まずもってこの社会が自由主義社会であり民主主義社会であるというふうなことでいうならば、私たち市民が唯一、社会に参加し、社会に決定する唯一の手段はしゃべることなんです。その意味では、まさに表現の自由というものは私たち市民にとっての唯一の武器であり、手段、ツールである。その意味では、表現の自由というものに対して、いささかも譲ることができない権利として私たちは常に肝に据えておくべきでありましょう。
他方、それを濫用するというふうなことが私たちの社会の中で現実に起こっているということも事実なわけであります。そういったようなことによりまして様々な被害者が泣き寝入りをする、また、私の意見にもありましたように、なかなか日本では、名誉とかといったような権利についてなかなかまだ捜査機関における認識が甘い、ないしは重大性に対する認識が低い点はやはり否めないと思うんですね。そういったようなところが、被害者が泣き寝入りせざるを得ない、ないしは被害者が自分の生命や身体を害するに至るような事態に陥っているということも他方で否定することができません。
また、インターネット上の言論の問題におきましても、表現の自由というふうなものが常に全て一〇〇%認められるものではないというふうな認識というものは私たちは改めて考えるべきではないかというふうに理解しております。
そういった中、例えば先ほどから私が説明しているようなヘイトスピーチというふうなものでは、例えばヨーロッパ諸国では、何が侵害されているのかというと人間の尊厳なんだ、同じ人間であるということが否定されているんだと。そういったようなことがまさに表現の自由として認められるのかというと、それはノーであるというふうなのがいわゆる世界的な認識ではないでしょうか。そういったような中で表現の自由と権限の行使とその濫用というものを常に意識しながら、私たちはインターネットの問題も考えていく必要があるというふうに理解しています。
以上です。
金尚均 の他の発言
2024-04-16 · 衆議院総務委員会
○金参考人 今回の法案については、大きな一歩を踏み出したというふうに認識しております。
その上で、今回の法案において、特定の個人的な被害者の権利侵害、これに対してのみ焦点を当て…
2024-04-16 · 衆議院総務委員会
○金参考人 おはようございます。金尚均と申します。
それでは、私の意見を述べさせていただきます。
資料にございます一ページ目の一から五、これが概要ですが私の意見でございます…
2024-04-16 · 衆議院総務委員会
○金参考人 今回の提案におきまして、先ほどから申していますように、個人の権利侵害だけじゃなくて、インターネット上の問題が起きた一つの大きなきっかけというのは、やはりインターネット上…
2024-04-16 · 衆議院総務委員会
○金参考人 今先生のおっしゃられた意見は、一つ、日本型の対処の仕方というふうに考えます。私の一に示しました二〇一六年以降の反差別法、いずれも、罰則規定がないというふうな、非常に世界…
2024-04-16 · 衆議院総務委員会
○金参考人 私がインターネットを使い始めたのは一九九五年ぐらい。恐らく、ここにおられる先生方もインターネットをいつぐらいから始めたかなと思うと、恐らく一九九五年ぐらいだと思いますね…
2024-04-16 · 衆議院総務委員会
○金参考人 私が二十四時間以内の削除を紹介したというふうなことは、例えばEUやドイツの中で二十四時間削除というふうな要件が出たのは三つです。ヘイトスピーチ、テロ情報、そしてチャイル…
2024-04-16 · 衆議院総務委員会
○金参考人 今おっしゃられた議論と全く同じなんですけれども、とりわけ、私は大学で勤めているわけなんですけれども、今大学生の中で統計を取ってみますと、パソコンを持っている人たちが減っ…
2024-04-16 · 衆議院総務委員会
○金参考人 今回の法案、例えば土地識別情報に関連しまして特定の人の情報に、特定の人の権利侵害に結びつくというふうなことであるならば、それは一つ、削除の対象になるだろうというふうに私…
API / MCP 利用
国立国会図書館 国会会議録 API を構造化
REST: /v1/diet/speeches/search?speaker=金尚均
MCP: search_diet_speeches(speaker="金尚均")