○参考人(柴田明夫君) ありがとうございます。
弱体化しているというのは、あらゆるところで弱体化しているわけですけれども、農地が毎年二、三万ヘクタールずつ減少傾向にあるというところで、最初の六一年農業基本法、六百万ヘクタールあったわけですが、これがずっともう減少そのものです。しかも、今四百三十万ほどの農地が完全に利用されていないということで、作付け率も一〇〇パーを切っているわけですね。
そういう中で、今までのやっぱり反省に立つということであれば、私は、二〇一二年ですかね、あのアベノミクスの農業、その攻めの農業というのが逆に私は農業のこの弱体化につながってきたなという印象を持っております。攻めの農業は、やっぱり規模を拡大して付加価値を付け、六次産業化で付加価値を付けて、あわよくば輸出に持っていくというワンセットの、ここを支援する話でありました。
けれども、法人農業、企業農業というのは確かに二万辺りから四万ぐらいも経営体は増えているんだけれども、一方で家族農業がどんどんどんどん減ってきたんですね。優秀な農業という、それは優秀でいいんですけれども、食料安全保障を考えた場合には、やっぱり家族農業を含む全ての農業ですね、自給的な農家においても生産をすると、こういうことが重要なのかなと。それが、何というか、危うくなってきているということですね。
現在、昭和に直すと昭和九十九年になるんですけれども、米作りのメインは昭和一桁ですから、この世代というのはどんどんいなくなってきているということで、まさに八十近くなっているんですね。これ、時間の問題で、本当にもう壊滅しちゃう可能性が高い。
一方で、スマート農業とか駆使している規模の元気のいい農家ってあるんですが、彼らは、何というか、どうせなくなる農家であれば、もう早くなくなってほしいというような意見も聞きますので、これは加速主義の考え方ですね、未来は一つだと、なくなるものなら、もうそちらの方向に進んでほしいと。
しかし、未来は幾らでも変えられる可能性が高いと思うんですね。家族農業を守るということも、ここは考えていただきたいと思います。
柴田明夫 の他の発言
2024-06-06 · 参議院農林水産委員会
○参考人(柴田明夫君) はい。
これがやっぱり、緊急事態にどう備えるかという話がすり替わってしまったなという気がいたします。
結局、大経営というのは必要なんですけれども、中…
2024-06-06 · 参議院農林水産委員会
○参考人(柴田明夫君) 今日は、この意見発表の場、いただきまして、大変ありがとうございます。
私は、このお手元の資料に沿って意見を述べさせていただきます。
本日申し上げたい…
2024-06-06 · 参議院農林水産委員会
○参考人(柴田明夫君) 日本の場合は、やっぱり圧倒的に少ないし、大体その戦略備蓄というのが米と、まあ米ぐらいしかないんじゃないかなという気がしますけれども、麦とかトウモロコシとか大…
2024-06-06 · 参議院農林水産委員会
○参考人(柴田明夫君) はい。
予算を付けるということだと思います。…
2024-06-06 · 参議院農林水産委員会
○参考人(柴田明夫君) 所得は政策でというのは、これは直接支払というか、これを期限をもって対応するということで、先ほど谷口委員からも七、八年をめどにという話がありましたけれども、こ…
2024-06-06 · 参議院農林水産委員会
○参考人(柴田明夫君) よく聞かれるんですけども、私は、農家の方と友達になっていた方がいいよというのが一つですね。あるいは、自分で、今議論になっているマイクロファーミングですよね、…
2024-06-06 · 参議院農林水産委員会
○参考人(柴田明夫君) 備蓄が今のところでいくと、米で多いときで二か月で、あと、大豆、トウモロコシ、小麦となると一か月、〇・八か月ぐらいなんですね。これはやっぱり低過ぎる。中国は八…
2024-06-06 · 参議院農林水産委員会
○参考人(柴田明夫君) 今回の食料危機というのは、生産者だけの問題ではなくて、消費者も絡んでくる話であります。
自給率というのは、全体の分母が国内の食料供給量に対する国内生産量…
API / MCP 利用
国立国会図書館 国会会議録 API を構造化
REST: /v1/diet/speeches/search?speaker=柴田明夫
MCP: search_diet_speeches(speaker="柴田明夫")