○参考人(沖野眞已君) ありがとうございます。
子供の利益という概念自体について、定義というのはございません。しかし、今回は、子の養育にとって子供の利益ということですから、子供が心身あるいは社会的に健全な状態で生育していけるその環境を整えるということが子供の利益という観点において重要だと考えられております。そして、その際に、親の責務として書かれている点に明らかなように、親がそれぞれ親の地位において子供の養育に責任を持って関わっていくと、その下で養育されていくということは非常に重要な利益であると考えられているわけでございます。
意思の問題でございますけれども、子の人格の尊重ということが最も重要であるというわけで、それを親が受け止めるということが大事でございますけれども、子供の意思というのももちろん重要です。ただ、子供の存在ということから考えますと、子供の利益と時に対立するということがあります。子供の判断能力という問題もございます。
それから、子供の意思というのを偏重するというような懸念も出てくるわけで、偏重と申しますのは、子供の利益が万能であるかのように意思を無理やりに表明させるとか、親の間の選択をさせるとか、それは子供の精神ですとか心身の今後の発達にとっても決して良くない影響を残すということも懸念されておりまして、子供の意思を正面から打ち出すということに対しては非常な懸念もあるところでございます。
なお、現在も、家事事件手続法においては、子供の意見を聴取する、あるいはそれに適切な配慮をするということは設けられているのですけれども、やはりそれが子の利益と対立する可能性もありますので、子の意思、万能ではないということは現在でも了解になっており、それが非常に重要であって尊重されるべきということは、子の人格の利益、その点の考慮というところは十分担われるだろうということでございます。
沖野眞已 の他の発言
2025-05-09 · 衆議院国土交通委員会
○沖野参考人 ありがとうございます。
二十六条に規定します別段の意思表示は、自分が持っている損害賠償債権を、管理者が行使するのか、それとも自分で行使するのかという点についての意…
2025-05-09 · 衆議院国土交通委員会
○沖野参考人 ありがとうございます。
これは元々どういう性格のものなのかということでございまして、例えば、共用部分を壊されて、それに対して不法行為の損害賠償債権を持つということ…
2025-05-09 · 衆議院国土交通委員会
○沖野参考人 ありがとうございます。
別段の意思表示という規律が入ったその経緯についてでございますけれども、管理者への一元行使を委ねるということに対しては、本人に対して代理人と…
2025-05-09 · 衆議院国土交通委員会
○沖野参考人 ありがとうございます。
まず、財産権の保障の観点から問題があるという点につきましてですけれども、この点はまさにそのとおりだろうと思っております。
私が理解する…
2025-05-09 · 衆議院国土交通委員会
○沖野参考人 ありがとうございます。
議員がおっしゃったように、全くその規約の変更という形に、それに関わることもできなかった人に対して、その人の権利を強制的に奪うというような内…
2025-05-09 · 衆議院国土交通委員会
○沖野参考人 ありがとうございます。
建て替え等、あるいは様々な形でのマンションの再生のために今回制度が用意されたわけですけれども、その要件といたしましては、これもまた大本から…
2025-05-09 · 衆議院国土交通委員会
○沖野参考人 ありがとうございます。
更なる将来の展開として当然承継というのを入れる余地があるかということでございますけれども、私は、中野先生、神崎先生が御指摘になった民法上も…
2025-05-09 · 衆議院国土交通委員会
○沖野参考人 ありがとうございます。沖野でございます。どうかよろしくお願いいたします。
私も齊藤委員と同様に、法制審議会区分所有法制部会の委員を務めておりました。
同部会は…
API / MCP 利用
国立国会図書館 国会会議録 API を構造化
REST: /v1/diet/speeches/search?speaker=沖野眞已
MCP: search_diet_speeches(speaker="沖野眞已")