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鳥井一平 ·特定非営利活動法人移住者と連帯する全国ネットワーク共同代表理事

参議院法務委員会(2024-05-30)での発言

第213回国会 ·第第15号号 ·1,741字
○参考人(鳥井一平君) ありがとうございます。  実は、まず最初に、私、プラスチックの成形工を、工場で十一年間働いておりました。毎日プラスチックの成形機に付いて、三交代勤務で昼間は八時から五時、二部勤というのは午後三時から夜十一時まで、夜勤というのが十一時から朝八時まで。これ、コピー機なんかの部品を作る成形機械で、七十人ぐらいの工場なんですけれども、会社なんですけれども。  そこで十一年間働いていて非常に実感したことは何かというと、その働いて帰ってからの活動ですね。一緒に働いている同僚たちも、それぞれ地域で町会の役員をやったり、先ほど言いました子供会のをするんですね。で、今おっしゃっているハイスキルな人たちというのは、そういうことには余り参加されないですよね。今、日本社会において地域が求めていることは何かというと、やっぱり職場で働いて、そして地域でその担い手にもなるということが物すごく渇望しているんですよ。  私、大分県のある地方都市で私と同い年の方から相談を受けたのが、班活動でもう一番自分が若手だと、もう七十になって一番若手。ところが、最近、その港の方で、造船で若い労働者、外国人労働者たくさん来ていると、それで近くに住んでいるんだと。鳥井さん、こういう人たちに声掛けていいのかなと、班活動に参加してくれないかと。そういうことが一番の声なんですね。つまり、そういうことに対して、つまり、この人たちはどういうことで来ているのかということを発信をして、しかも、そういう人たちとどういうふうにしてこの社会、地域社会をつくっていくのかということを地方自治体が発信する。  ただ、これ地方自治体で言っていますと、地方自治体は、中央政府が移民政策取らないと言っているのにうちだけやっていいものかなと、こういうようなはざまになって、ある地方自治体では、やると、なぜ外国人だけ税金使うんだみたいな、こういうことが出てくるという。ここのところをこの中央政府、政治というものは、しっかりと今何が求められているのかということを言うことだと思うんですよ。  繰り返しで本当に、御質問もあって恐縮で、皆さんの言葉の中に出てくるそのやっぱりハイスキルも、単純労働とか低労働と言われると、私なんかはもうずっと現場でやってきたものですから、それが物すごく大切なことで、その人たちがこの日本社会つくってきたんじゃないかと。あるいは、東京だって、偉そうなことを言っているけれども、出稼ぎに来て定住して、それで東京で毎日同じような仕事をしている人が地域に帰ったら、本当に身銭切ってといいますか、私、連合町会の会長も、ごめんなさい、自治会の会長を江戸川区で十年以上やって、今も会長で相談役やっているんですけど、自治会ですね、それから連合町会、五十一町会あります。そこに来られている役員の方が、必ずしもハイスキルの方じゃありませんけれども、非常に、仕事が終わってからすぐ駆け付けて子供会の面倒を見たり、様々な活動されるわけですよ。そういう人が欲しいんです。その連合町会も、やっぱり役員はもう八十代になってきているわけですね。で、これからどうするのかと。つまり、地域の安全だとか社会のセーフティーネットというのは人と人がつくる関係のときに、その人が今いないということなんですよ。  だから、つまり、そのことが今なかなか議論の中に出てこない。どうも労働力といったときに、労働者の姿が、その労働者は職場だけじゃなく、その地域でも担い手になっているという事実についてちゃんと議論していただきたい。そのための受入れツールといいますか、当然来る方は地域でも生活するわけですから、それに対してはどのような施策が必要なのかというようなことが議論がつながっていかないと、おっしゃるように摩擦が起きるわけですよ。この摩擦が、本当に本当に単純な、何だそんなことかというような違いが摩擦になってしまうわけですね。  だから、それに対するやっぱり中央政府、政治的な発信というのが非常に求められていると。私たち社会がこれからどうしていかなければならないのかということを発信するべきではないかなというふうに思いますけれども。

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○参考人(鳥井一平君) 私、今、唐突にというふうに私自身も申し上げましたけれども、ただもう一方で、ううん、なるほどなと思ったことがあります。それは、非常に入管庁に申し訳ないけど、入…
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○参考人(鳥井一平君) 私はこの三十年の間ずっと政府に対して毎年要求してきたのは、例えば一つのことなんです、もう職業訓練の科目に日本語を入れてほしいと。つまり、日本語もスキルなんだ…
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○参考人(鳥井一平君) ありがとうございます。  実は、逆説的にとおっしゃったんですけど、まさにそれは逆説ではなく問題の本質でもあるわけですね。それは、技能実習生自身あるいは日本…

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