○公述人(大沢真理君) 御質問ありがとうございます。
OECDはこれを分析してキツネにつままれちゃったんですよ、ほかの国には見られないことなので、一体なぜなのかと。しかし、その先、立ち入った分析はしてくれなかったんですね。
ある程度立ち入った分析をしたのは、慶應大学の駒村康平さんたちのグループです。これは、政府統計を使わず、慶應義塾大学で独自に作っている日本家計パネルというデータを使った分析によりますと、税は幾らか貧困率を低下させる、しかし社会保険料が掛かったところで貧困率が跳ね上がってしまうという結果が出ております。
それで、日本の社会保険料負担というのは、ほかの国でもそうなんですけれども、一般に社会保険料負担は逆進的です。社会保険料が掛かる所得の上限、キャップがございますので、そこを超える人の総収入に対する社会保険料負担は低くなるわけですね、右肩下がりになる。しかし、所得分布の下の方を見ますと、下の方では、今度は所得に関わりなく定額の負担というのが出てまいります。
典型的なのが基礎年金、もう一つ、国民健康保険、この中にも定額の部分がございますので、総収入に対する保険料負担の割合を見ると、非常に所得の低い層、具体的には年収二百万ですね、名目で、そこのところで保険料負担率が上がってしまうという現象が日本ではございます。
このことが、そして、社会保険料負担というのは、税負担が上がらない中で、特に日本では、個人所得課税と法人所得課税というのが九〇年代の初めをピークとして基本下がってきておりますが、その中で社会保険料負担だけはうなぎ登りに上がってきていると。このことが財政の所得再分配機能を著しく損なっているというふうに私は考えております。
以上です。
大沢真理 の他の発言
2024-03-12 · 参議院予算委員会公聴会
○公述人(大沢真理君) OECD諸国での趨勢としては、現物給付を行っていた国が徐々に現金給付の方にシフトをするという傾向は見られております。
以上です。…
2024-03-12 · 参議院予算委員会公聴会
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女性活躍の在り方についていろいろと見解は持っておりますが、まず日本企業の実態を踏まえることが重要かと思います。
…
2024-03-12 · 参議院予算委員会公聴会
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一応、日本では、消費税収というのは、法律やその附則によって、社会保障、かつては三経費というふうにいいましたけ…
2024-03-12 · 参議院予算委員会公聴会
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2024-03-12 · 参議院予算委員会公聴会
○公述人(大沢真理君) 鋭い問題意識からの御質問ありがとうございます。
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2024-03-12 · 参議院予算委員会公聴会
○公述人(大沢真理君) 私どもの論文や著作では、なかなか読んでいただける範囲に限界ありますので、是非国会の中で奮闘していただければと思います。
以上でございます。…
2024-03-12 · 参議院予算委員会公聴会
○公述人(大沢真理君) 私は結婚したことがないので首藤さんのような苦労は知らないできておりますけれども、日本の社会政策の流れを思い返しますと、例えば保育所の制度の改革あるいは介護保…
2024-03-12 · 参議院予算委員会公聴会
○公述人(大沢真理君) 大変鋭い御指摘ありがとうございます。
所得のデータ、所得、支出のデータというのは世帯単位で取られますので、それを一人当たりにならすとはいっても、同じ世帯…
API / MCP 利用
国立国会図書館 国会会議録 API を構造化
REST: /v1/diet/speeches/search?speaker=大沢真理
MCP: search_diet_speeches(speaker="大沢真理")