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秋元一峰 ·公益財団法人笹川平和財団海洋政策研究所特別研究員

参議院外交・安全保障に関する調査会(2024-04-17)での発言

第213回国会 ·第第4号号 ·1,195字
○参考人(秋元一峰君) 私も出が出でございますので、先ほどは御質問に対して、ケース・バイ・ケースで、これは共有できる、これは共有できないというケース・バイ・ケースでやるしかないのではないかというふうに申し上げましたけれども、基本的には共有すべきだと思います。そして、共有しなければ解決できないと思います。  実は、もう十数年前なんですけれども、この気候安全保障をやり始めたときに、海洋、海象データ、その海洋の環境がどんなふうに変わっていっているのかというデータをどんなふうにして分析、評価されているのかというのを調べに行って、そのときいろんな、環境研だとかいろんなところに行って調べてみたんですけれども、ほとんどもうそのときからデータベース、アルゴリズムができていて、そこに一つのデータを落とし込んで、これからこんな変化していくだろう、何年後には海面がどのくらい上昇するだろうということを言っていると。  ただ、そこに投げ込む基礎データが果たしてそれだけで十分だろうかと、十個でいいだろうか、百個あったらもっと精密なデータができてくるというところで、そこでいろいろな方と話していたときに、各海軍が持っている海象、気象データというものをそこにぶち込めば、もっと精密なデータができ上がるはずだということがありました。  これをいろいろな防衛関係の人、それから各国の軍の関係の人とかに聞いたら、しかし、それは、今おっしゃられましたように、いざという有事のときの国家機密になり得るのでそれは非常に難しいということではあった。それで、非常に難しいという、皆さん、大抵当事者、関係者の話としてはそれは難しいということだったんですけれども、ただ、問い詰めていくと、必ずしもそれが国家機密に当たらないんじゃないかという基礎的なデータもあるんですね。  だから、そこのところはもう少し、先ほど亀山先生も言われましたように、これだけ発達した時代で、民間の衛星の方が気象データもいっぱい拾い集めていますので、もう少し柔軟に考えてもいいんじゃないだろうか、基本的には共有すべきものがあるんじゃないだろうかと。  で、この話をしているときに面白い話聞いたんですけれども、アメリカ海軍が、冷戦のときにアイスランドのレイキャビクのところに海軍基地を置いて、ソ連の潜水艦を追いかける海象データを取っていたんですけれども、それをアイスランドの漁業商、漁民の方にも渡していたらしいんです。非常に魚を捕るのに参考になったと。冷戦が終わって、レイキャビクからアメリカ海軍引き揚げていったら、漁民が、データ引き続き取ってくれないかという話があったというような話を聞きまして、だから、もう少しその辺りの、これは有事になったらこれは機密になるという敷居を下げていってもいいんじゃないかなというふうには思います。  以上です。

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2024-04-17 · 参議院外交・安全保障に関する調査会
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