○参考人(田口太郎君) ありがとうございます。
私は今、十一世帯の集落で、子供が今幼稚園児と小学生二人育てております。小学生が二年生と四年生ですけど、二年生の子供の下以降がみんな集落で生まれているんですが、集落で生まれたときに、この集落で生まれた子供は四十年ぶりだと言われて大騒ぎになったという状況です。
今おっしゃられたこと、非常に大事な話だと思っておりまして、私が移住したときに、多くの人たちから、何でわざわざこんなところに越してきたんだといろんな人に言われ続けました。これは、私の立場が大学の教員ということもあって、そんな人がわざわざこんなところにいなくてもいいでしょうというのが地域の皆さんの一般的な評価ですね。これは何なんだろうかと。僕は何のために移住したかというと、子育てのために移住しましたと答えています。
これは、言ってしまうと、やっぱり子供にとって何が大事かと思ったときに、僕は地域社会、いろんな多様な人間関係が大事だと思っている。ただ、やっぱり今の社会の状況からすると、勉強ができる、点数が取れるということに物すごく比重が置かれていて、小学校の親御さんたちも、やっぱり勉強させたいという気持ちがすごく強いんですね。私たちからすると、どっちかというと好奇心育てた方がいいと思っているところもあって、そういう働き方をするんですけれども。
これはなかなか、恐らく教育の基本的な方針が、カリキュラムがかなり決まっているところもあって、じゃ、田舎の小学校だから自由度高い教育ができているかというと、かなり特異な例だとできているところはあるんですが、ほとんどの学校で、東京だろうが田舎だろうが同じような教育システムをしてしまっていると。これは実は物すごく僕は損失だと思っています。やっぱり、ここでどういう暮らし方をするか、どういう体験をするかということは、先ほどの話ではないですけれども、子供たちにどういう思い出を残すかということだと思いますので、そこに対して、学校の現場の先生方がやっぱりそこは十二分に理解できていない。
先ほど不登校という話も当然ありました。不登校も、実はうちの場合は、幼稚園までは実は自然学校、フリースクールに行かせていて、小学校から公立の小学校に入れているんですけれども、やっぱり自由なことを経験していた子供からすると、学校が物すごく不自由だと言うんです。これは不登校になるよなというのが正直な感想でして、やっぱりその学校の教育の仕方みたいなことの自由度がすごく今がんじがらめになっているというところにもう少し自由度があったりすると、その地域のらしさが出てくるし、一方で、もう一つは、学童保育がその現場になってもいいと思っているところがあるんですけれども、やっぱり学童保育も、人員不足であったり予算不足であったり、あるいは責任問題というものもあって、なかなか自由なことができないという現実があって、やっぱりこの辺りをどうてこ入れするかと。
よくこれは、田舎に住んでいる人と都市という構図で語られる、移住者という構図で語られるんですが、地方、田舎にいる人たちも一定数そういうことに価値を見出している親御さんはいらっしゃって、ただ、やっぱりどうしてもそこで自由に過ごしている子供が特別支援学級に送られてしまっているという現実があるんですね。全然普通の子供たちなんです。だから、やっぱりこの辺りの認識みたいなものを変えていかないといけない。だから、その特別支援学級とか不登校というものをどう捉えるかというときに、やっぱりどんどんどんどん教室から多様性が失われている気はしていて、その辺りはもうちょっとフレキシブルな運用ということをしていかないといけないのかなとちょっと個人的には考えております。
以上です。
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API / MCP 利用
国立国会図書館 国会会議録 API を構造化
REST: /v1/diet/speeches/search?speaker=田口太郎
MCP: search_diet_speeches(speaker="田口太郎")