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菅野了次 ·東京工業大学科学技術創成研究院特命教授・全固体電池研究センター長

参議院資源エネルギー・持続可能社会に関する調査会(2024-04-17)での発言

第213回国会 ·第第4号号 ·753字
○参考人(菅野了次君) ありがとうございます。  これもなかなか難しい御質問です。  実際に電池が実用化されて、例えばリチウムイオン電池の場合に、あの小さなリチウムイオン電池が実用化されて車に積まれるまで三十年掛かっているんですね。それだけ開発に時間が掛かる、コストも徐々に下げるには時間が掛かるというようなデバイスであると。  ただ、我々、材料の基礎研究者が考えることとして、材料の基本性能によって電池の限界が決まるというように考えています。ということは、ある程度、リチウムイオン電池ならば、サチった状況で、それでもどんどん性能が上がっている。更に上の限界のあるもの、材料を使えば、もう一つ上のレベルにたどり着くだろうというのが基本的な考えです。ただ、最初出たときは、やはりこの最初のレベルですので、なかなか今現在確立した電池に対抗するというのはよほどメリットがないと難しいという基本的な課題があります。  そういう課題はあるにせよ、夢を語りますと、今、リチウムイオン電池のやはり限界、性能限界というので、車の大きさ、EVの車の大きさ、それからドローンであれば積める容量、もう一つ上の飛行機には行けないというような課題があります。それが更にもう一つ上、その上のレベルに行くのではないかと。でも、そこに行くに関してはかなり時間が掛かるし、電池としても成熟する、技術的に成熟する時間が必要である。ただ、その夢がやはり基礎研究者としては語る必要があるというように考えています。  ドローン、ロボット、飛行機というのは大変魅力的なターゲットで、今現在、電池を、それでメインの電源として動かそうということはまず考えないわけですね。それが考えるようになるというのが次の出発点だろうというように考えています。

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