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黒崎将広 ·防衛大学校総合安全保障研究科教授

衆議院内閣委員会(2025-03-28)での発言

第217回国会 ·第第9号号 ·610字
○黒崎参考人 お答えいたします。  まず、緊急避難で武力行使を正当化できるかについては、これは国際法学者の中では合意に至っていません。したがいまして、緊急避難でも武力の行使は正当化できるという見解と、いや、できないんだ、緊急避難の場合は武力は駄目なんだという見解が両方ございます。  ただ、いずれにしましても、日本としましては、恐らくこの法案が前提としているのは、武力に至らない、これはもう至上命題であるということでございますので、その必要最小限度で域外のアクセス・無害化措置を講じるという仕組みだと思いますので、平素から、そうしています、それに徹しますということを対外的に発信して、信用を確保しておくことが重要だと思います。  それで、国際法上、違法性阻却事由が認められるのかというのは、国際判例でも、これは違法性阻却事由として認められているというようなことは出ていますので、ここの点については疑いはなかろうかと思います。  ただ、問題は、その厳格な要件でございます。ここがやはり、国家責任条文という、二十五条だったと思うんですが、細かな規定がございます。そこをきちんと個々の具体的なケースに応じて満たしているということを慎重に、もしこれに援用する場合には主張していくということはしなければならないと思いますが、違法性阻却事由としては今日は認められているということは改めて強調したいと思います。  以上です。

黒崎将広 の他の発言

2025-03-28 · 衆議院内閣委員会
○黒崎参考人 ありがとうございます。お答えいたします。  現実問題として、まず、どこまでエスカレーションを引き起こす蓋然性があるのかということは、法的評価だけでは答えられないこと…
2025-03-28 · 衆議院内閣委員会
○黒崎参考人 おはようございます。防衛大学校で国際法を研究しております黒崎将広と申します。  本日は、お招きいただき、誠にありがとうございます。  時間が限られておりますので、…
2025-03-28 · 衆議院内閣委員会
○黒崎参考人 お答えいたします。  まず、一般論といたしましては、先ほどお話しさせていただきましたように、国際法上、普遍的に合意された武力の行使の定義はございません。また、国際法…
2025-03-28 · 衆議院内閣委員会
○黒崎参考人 お答えいたします。  法的な歯止めは十分ではないか、十分であるというふうな形で申し上げましたが、やはり効果的にそれを実施するにはどうすればいいのかという、人材確保が…
2025-03-28 · 衆議院内閣委員会
○黒崎参考人 お答えいたします。  まず、国際法上、一般論といたしまして、違法性阻却事由というものについては、緊急避難よりも、緊急状態と政府は言っていると思いますが、緊急状態より…
2025-03-28 · 衆議院内閣委員会
○黒崎参考人 お答えいたします。  確かに、現時点では、フランスにつきましては、ネットワークに対して影響を及ぼすものについては主権侵害の可能性があるというような見解を示していると…
2025-03-28 · 衆議院内閣委員会
○黒崎参考人 お答えいたします。  まず、国際法上に限って、国内法であれば行政警察権とか、また警察か自衛隊であるかというのは重要な要素になると思いますが、国際法上は、先ほどお答え…
2025-03-28 · 衆議院内閣委員会
○黒崎参考人 お答えいたします。  まず、意義につきましては、これまで、やはり外国からのサイバー攻撃というものは、武力攻撃に至るものでなければ対応できないということであったところ…

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