SEISAKU DB トップ
SEISAKU DB
渡辺努 ·東京大学大学院経済学研究科教授

衆議院予算委員会公聴会(2025-02-25)での発言

第217回国会 ·第第1号号 ·799字
○渡辺公述人 簡潔に申し上げます。  まず一点目の、仮に何らかの形で増税をして財政再建をしたときに、デフレ脱却のところにどう影響があるのかという御質問でした。  振り返ってみると、この三年間、ここで一応、デフレ脱却の動きが生まれているわけですけれども、消費が好調で、だから価格を上げることができたかというと、とてもじゃないけれども、そんなことにはなっていないわけです。  つまり、三年間、需要は余り活発じゃなかったんですけれども、しかし、価格と賃金の正常化ということは動き出しているわけです。私たちは需要と供給というふうに分けて議論しますけれども、需要よりも恐らく供給の方が決定的に大事な側面を持っていて、そこが変わってきたので、この三年間のところは曲がりなりにも正常化ができているんだというふうに思っております。  ということを考えると、将来の話ですけれども、財政の事情で増税ということになった場合にも、そこで需要が減るから直ちにデフレマインド、デフレがもう一回戻ってしまうんだというようなことにはきっとならない。もうちょっと上手にやれば、需要の減少を最小限にとどめつつ、しかし、供給面の方の、企業の活発な賃上げとか活発な価格の引上げとかというものの、そのモメンタムを維持するということは可能なんじゃないかというふうに思います。  二番目の、企業数を減らす、先ほどから私も申し上げていますけれども、そこでの事業承継というのは非常にいいアイデアだというふうに思いますし、私は専門家じゃありませんけれども、同僚に聞いても、今はいろいろなスキームが出てきている、いろいろな知恵もある、あるいはデジタルの役割もそういうところで果たせるんだというふうに聞いておりますので、是非そこは、そういう様々なテクニックを使って、それによって企業数を減らすという方向性で議論が進むといいかなと思っております。

渡辺努 の他の発言

2025-02-25 · 衆議院予算委員会公聴会
○渡辺公述人 はい。ここでまとめますけれども、私は、二%への移行をしっかり確実にするために、今回の予算の中でも多少お金を使ってございますけれども、そういうお金というのは実は無駄では…
2025-02-25 · 衆議院予算委員会公聴会
○渡辺公述人 ただいま紹介いただきました渡辺でございます。東京大学の経済学研究科に所属しておりまして、マクロ経済学という分野を専攻しております。特に物価とか、あるいは賃金とか金融政…
2025-02-25 · 衆議院予算委員会公聴会
○渡辺公述人 御質問ありがとうございます。  一点目ですけれども、第一ステージ、第二ステージと私が勝手に区切りをつけておりますけれども、第一ステージというのは、要は、賃金とか物価…
2025-02-25 · 衆議院予算委員会公聴会
○渡辺公述人 はい。  そういうところにこの百八十兆の一部を充当していくというのは、非常にアイデアとしていいんじゃないかというふうに思います。ありがとうございました。…
2025-02-25 · 衆議院予算委員会公聴会
○渡辺公述人 先ほど私の最初の報告では、最賃というのは非常に大事だし、それから、そもそもアメリカの百年前のときにもやはり使われたものですので、決して非常にトリッキーなことをやってい…
2025-02-25 · 衆議院予算委員会公聴会
○渡辺公述人 御質問ありがとうございます。  今、御質問は立憲民主党さんからいただきましたけれども、全般に私は非常にいい方向に議論が進んでいるなというふうに思うのは、要は、世の中…
2025-02-25 · 衆議院予算委員会公聴会
○渡辺公述人 その点も非常に大事でございまして、政府が関われる部分についての賃金あるいは価格もそうなんですけれども、政府のいろいろな調達に絡む価格ですけれども、ここの正常化、価格と…
2025-02-25 · 衆議院予算委員会公聴会
○渡辺公述人 その大臣のおっしゃったことの詳細はちょっと存じ上げていないんですけれども、一般論として言うと、人口が減少する社会の中で制度を変えなきゃいけないというのは、まさにそうだ…

API / MCP 利用

国立国会図書館 国会会議録 API を構造化

REST: /v1/diet/speeches/search?speaker=渡辺努
MCP: search_diet_speeches(speaker="渡辺努")