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原科幸彦 ·東京科学大学名誉教授/千葉商科大学前学長

参議院環境委員会(2025-06-10)での発言

第217回国会 ·第第8号号 ·1,350字
○参考人(原科幸彦君) 国際的な視点といいますか、そういう立場で申し上げますと、今日、参考資料を追加で用意していただきました。こういう、第二百十七回国会常会、令和七年六月十日、参議院環境委員会、参考人関係資料とありますね。これの四十九ページを御覧いただきたいと思います。  東京新聞にこういう記事が出まして、これは私に関係することなんですが、ビルトエンバイロメントという国際誌あります。これは、建築とか環境計画で有名な伝統の雑誌なんですね。で、五十周年記念号が出まして、昨年出ました。私が昔書いた論文がここに、記念号に再録されたんですよ。五十年ですから、クオータリージャーナルで二百号分あります。そうすると、千数百個の論文の中から十四編だけ選んだんですよ。だから、学者としては名誉なことなんですよね。大変うれしかったんですが、これを取材してくれましてね。  そして、中身がまさにSEAのこと書いてあるんですよ、戦略的環境アセスメント書いた論文なので、英語ですけどね。そうしたら、その当時、今から二十五年ほど前ですけれども、日本は新しい段階に進めようということで、その理論の、それから理念と、それから現状の、過去のレビューとそういう将来展望をしたんですね。そこにやっぱり注目されたと思うんですよね。だから代表論文の一つになったと思うんですよ。  ということは、世界は日本の在り方を本当は注目しているんです、二十五年前は。だけど、今は経済的に大分ダウンしてきたから注目してくれないかもしれないけど、いや、そんなことはないと思う。やっぱり、日本はしっかりきちんとした環境対応するんだということは、そういう理解をしている国も多いと思いますから、だからそれに応えるべく、戦略はしっかりいいものをつくっていただきたいと思います。  そういうことをしっかりやることが、実は今の特に金融関係、この動きはみんな情報公開がベースなんですよ。例えば気候変動関係の情報公開、それからネイチャーポジティブ情報公開、そういうことがしっかりやっている企業に対して投資するでしょう。それからESG投資、みんな環境アセスの考えとぴったり一致しているんですよ。つまり、環境アセスメントというのは世界のもう標準ですからね。そういう情報公開をベースにして判断していくというのはありますから、みんな金融関係でこういった情報を求めているんです。日本がそれは遅れていますからね。だから、アセスの制度を整備していくことによって、世界に対して、日本に対する投資がまた増えるということがありますよね。今は不透明な部分ありますからね。だから、そういった点では、もっとマクロに見れば、環境アセスメント制度を本当に情報公開を進めたものにしていけば、これは日本の将来にとって明るい展望が開けると思います。  まさに、日本の事業でいい仕事をやる人は、ところは評価される。これは実業なんです。実業というのは、社会に貢献する仕事をやって、結果として利益を得られるんですよ。渋沢栄一の考え。私、学長を務めていた千葉商科大学もそういう考え方、実業ね。いい仕事をして、そしてお金が入るんだと。金が第一じゃないんですよ。これがとても大事なことです。  以上です。

原科幸彦 の他の発言

2025-06-10 · 参議院環境委員会
○参考人(原科幸彦君) ああ、済みません。  それでは、最後にもう一度申しますね。  とにかく、環境アセスメントの仕組みは、これは本当に大事な民主主義社会のこれ基本だと思います…
2025-06-10 · 参議院環境委員会
○参考人(原科幸彦君) 東京科学大学名誉教授の原科幸彦でございます。  この三月までは、千葉商科大学の学長を務めておりました。私、社会工学が専門でございまして、環境計画とか政策の…
2025-06-10 · 参議院環境委員会
○参考人(原科幸彦君) これ、先ほど申し上げた簡易アセスメントをもしつくれば、この場合は非常にうまく処理できると思います。例えば、同じ場所に、規模がほぼ同じ、で、周辺環境は余り影響…
2025-06-10 · 参議院環境委員会
○参考人(原科幸彦君) ありがとうございます。  本当にアセスの情報は貴重だと思いますね。だから、これを、しっかりとデータベースとして国がこれを確保して、そして使っていくと。これ…
2025-06-10 · 参議院環境委員会
○参考人(原科幸彦君) 失礼しました。  そういう意味で、オーフス条約は大変重要なことでございまして、もう世界各国、特に欧州の経済委員会ですか、だから関係ないという感じ、最初は持…
2025-06-10 · 参議院環境委員会
○参考人(原科幸彦君) はい。  日本の政策形成過程の根本的な問題だと思いますね。つまり、情報公開が不十分なんですね。早い段階から情報公開しないので先へ進めないということです。 …
2025-06-10 · 参議院環境委員会
○参考人(原科幸彦君) 今、具体的な御経験から御説明ありましたように、アセスをしっかりやれば本当に効果あると思います。  これ、アメリカで、NEPA、ナショナル・エンバイロメンタ…
2025-06-10 · 参議院環境委員会
○参考人(原科幸彦君) 大変難しい問題ですね。これ多くの場合は、モンタージュ出して、結局余り影響がないような表現になって終わってしまう場合が多いんですね。これは見せ方もありまして、…

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