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武本俊彦 ·新潟食料農業大学名誉教授

参議院農林水産委員会(2026-06-23)での発言

第221回国会 ·第第12号号 ·756字
○参考人(武本俊彦君) ありがとうございます。  私が考えている食料システム論というのは、政府が言っている食料システム論とはちょっと違っていて、要するに、密接な、生産から流通、加工、消費の関係が密接になってくると同時に、基本的には市場メカニズムが重要なんだけれども、情報が偏在し始めるということが重要な要素だと思っています。  基本的に言えば、一番その情報を握るのは、消費者に一番近い大規模量販店を始めとする小売業に自動的に情報が集まってきます。なので、今や、農業もそうだし、食品製造業もそうだと思いますけれども、ほとんどその大規模量販店の下請の方向になってきちゃっているわけですね。  つまり、価格がまともに形成されない状態が出てきてしまうので、そこをどうやって是正するかというのはその市場の関係者だけでは解決のしようがない。これは、経済学で言うところの産業組織論とかいろいろな立場があるんですが、一つはその競争政策の観点で政府が介入するということです。だから、その意味でいうと、公正取引委員会なども重要なプレーヤーでありますが、と同時に、産業振興を担当するところの農林水産省のような役所が、公正取引委員会と連携しながら、その食料システムがワークするように介入していくということが重要だと思います。  ですから、それは、恐らくデータだとかいろんな物の動きを見ることによっておのずと分かるし、そうならないようにするために政府が積極的にデータを開示していくんでしょうね。そのことによって、この価格形成の仕方はおかしいんじゃないかということを多くの人々に認知してもらうということがまず必要じゃないかと思っていますので、その市場メカニズムはほっといても機能するという性格のものではないという立場に立っています。

武本俊彦 の他の発言

2026-06-23 · 参議院農林水産委員会
○参考人(武本俊彦君) 非常に難しい話なんですけれども、基本的には、別に農業に限らず、どんなビジネス、事業であっても、事業者は需要に応じて、つまり売れる分を生産していくという発想で…
2026-06-23 · 参議院農林水産委員会
○参考人(武本俊彦君) 御質問ありがとうございます。  結論から申し上げれば、今の先生の御主張を成り立たせるためには、備蓄の定義を、供給の不足に伴いというところを変えなければなら…
2026-06-23 · 参議院農林水産委員会
○参考人(武本俊彦君) ありがとうございます。  非常に難しい話なんですけれども、何で農業に限って需給調整だとか暴落が起こったときに保護しなきゃいけないんだという議論が起こってし…
2026-06-23 · 参議院農林水産委員会
○参考人(武本俊彦君) 御質問ありがとうございます。  基本的には今の長谷川参考人と同じ考え方を私は取っておりまして、農業という産業の場合、どうもやっぱり製造業とか工業とのバラン…
2026-06-23 · 参議院農林水産委員会
○参考人(武本俊彦君) 非常に難しい御質問だなと思って聞いておりましたけれども、今の先生の御指摘は、農業政策という立て付けでやっていくのがいいのか、それとも、やっぱり地域政策的な、…
2026-06-23 · 参議院農林水産委員会
○参考人(武本俊彦君) 質問ありがとうございました。  先ほどのどなたかの質問に対してもお答えしましたけど、農業と工業との違いということを踏まえた方がいいと思うんですよ。  農…
2026-06-23 · 参議院農林水産委員会
○参考人(武本俊彦君) ありがとうございます。  皆さんと、他の参考人と基本的に同じなんですけど、要するに、価格に着目するのは何かというと、やはりその経営者としての才覚を磨いてい…
2026-06-23 · 参議院農林水産委員会
○参考人(武本俊彦君) 御質問ありがとうございます。  なかなか難しい問題なんですけれども、冒頭申し上げたかと思うんですけれども、食糧法という法律は、基本的には生産者が作った米を…

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