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吉良州司 ·有志の会

衆議院外務委員会(2024-03-13)での発言

第213回国会 ·第第2号号 ·1,916字
○吉良委員 持続可能な停戦状況、終戦状況が持続可能であるということは極めて重要ですけれども、第一歩がまずは停戦だということに、誰も、異論を唱える人も国もいないと思いますよ。ですから、持続的な云々ということで、現在の即時停戦というものを働きかけることをためらう理由には全くならないと私は思います。  その上で、かなり長い答弁になったので時間配分を考えなきゃいけないんですが、私は、先ほど冒頭言いましたように、日米同盟、日米関係というのは日本にとって死活的に重要だとずっと思い続けているし、今も思っています。ただし、一つには九・一一以降の米国の対外外交、そしてトランプ大統領を生み出してしまった米国、その後の対外政策、これはことごとくと言っていいほど間違っていると思っているんです。  アフガン戦争しかり、結局はタリバンが復活している。イラク戦争についても、大量破壊兵器なんかなかった。そして、イラク政府をある意味では崩壊させて、そこのバース党員たちがISの、ある意味では、国というぐらいですから、その統治に関わってくる。それがまたテロの温床になっていく。  私は、本当に、九・一一以降、トランプ大統領を生み出して以降のアメリカ外交というのは間違っていると思っているんですね。そういう意味で、先ほど来言っていますけれども、米国への過度な忖度、過度な追従、これを見直すべきとき。私は、日本外交の岐路に立っていると思っています。  個別に聞きたかったんですが、過度な米国追従外交を見直すべきであるということについては、私の問題意識の披露、指摘にさせてもらいたいと思います。  また、もう一点、大臣所信の中で、対グローバルサウス外交、これについて、「グローバルサウスと呼ばれる途上国、新興国の成長を日本経済に取り込むため、きめ細やかで戦略的な経済外交を推進し、」とあります。  まず、私の問題意識一点目は、先ほど来言っています、日本外交が米国第一、そしてG7協調第一とする限り、今のグローバルサウスは、国連決議に対する態度でも明らかなように、アメリカ嫌だ西側嫌だ、ロシア大好き中国大好きとは言わないまでも、少なくとも米国、西側にべったりついていくような行動は取っていません。逆に、それに対しては批判的な思いを持っているのが多くのグローバルサウス諸国だと思っています。これについても、今言いました、日本が米国第一、G7協調ということを強調すれば強調するほど、グローバルサウスは実は離れていってしまう、こういう問題意識を持っています。  続けてもう一点言わせていただきますと、経済安全保障についての言及もありました。「経済安全保障も新しい時代の外交の重要な柱です。サプライチェーンの強靱化や経済的威圧への対応などを強化していきます。」というふうに述べられています。  ここは外務大臣の所掌ではないんですけれども、私は予算委員会等で、日本の現在の事実上の円安誘導策、つまりゼロ金利政策、異次元の金融緩和策をいまだに収束させようとしていない。出口を探りつつあるというのは分かりますよ。けれども、外交にとって円安というのは、私に言わせれば、何一ついいことはないです。日本が援助しようとか協力を求めようとするときに、ドルベースのGDPで見られたら、日本ってこんなにGDPがちっちゃくなったんですか、毎年下がっているんですかと。  外交というのは、例えば、中国がいろいろ問題はあっても、なぜグローバルサウスからそれなりに支持を得るのか。買う力を持っているからですよ。世界中から買う力を持っている。日本がいろいろ援助しているけれども、特にグローバルサウスにとって一番ありがたいのは、自分のところが買ってほしい物や、場合によっては人の派遣、それをやってくれるところが外交上一番ありがたいです。それを過度な円安によって台なしにしている。  そして、身近なところでは、外務省職員の皆さんがいらっしゃいますけれども、在外公館に出たときの給与、待遇、これは円安によって皆さんは悲鳴を上げていますよね。足腰を強くして、外交、それっ、みんなで行くぞとやらなきゃいけないときに、事実上給料をこんなに下げてごめんねという中で、やれないですよね。  ですから、外交当局として答えてくれとは言いませんけれども、私の要望は、日本外交にとって円安というのは何一ついいことはないし、外務省の職員にとっても何一ついいことはないので、大臣として、内閣の中で、この円安政策について、外交上は是非見直してくれということを主張していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

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