○中島参考人 御回答申し上げます。
まず、私の私見にはなりますけれども、カーボンニュートラル・イコール脱化石資源ではないという認識でございます。これは、化石資源を有効に利用しながら、かつ、そこから発生するCO2の処理を適切に行っていくというのがエネルギーの安定供給や安全保障上も重要なポイントであろうかと思っております。
そうした中で、CCSを推進していくとすれば、先生御指摘のとおり、相当のインフラの構築をしていく必要があるわけですし、仮に、二〇五〇年にカーボンニュートラルがその時点で達成されている状態、そのときには、CCSが一定の貢献をしている、例えば年間一億トンから二・四億トンの貯留が行われている状態が二〇三〇年以降、五〇年にかけて構築をしていったとすれば、その状態というのでカーボンニュートラルな状態になっているわけですから、それを継続していくことはできるのであろうと思います。
そのときの化石資源が天然ガス主体であるか、ほかのものもまだ残っているのかというところはいろいろあるかと思いますけれども、基本的にはそういう認識でありますので、先生の最初の方の御質問にもありましたけれども、化石資源の位置づけというのは、CCSが実際に社会実装されることによって大きく変わってくる可能性があるというふうに認識してございます。
それからもう一点、本庄参考人からもありましたけれども、CCSをDACあるいはバイオといったものと組み合わせることによって、今、俗称DACCSとかBECCSと言われておりますけれども、そういった中で、ネガティブエミッションという効果を生み出すことになります。
ですから、製鉄あるいはセメントといった、なかなか脱炭素化を進めにくい産業でどうしても排出が続いていく部分については、その排出を容認しながらネガティブエミッションと相殺することで全体としてカーボンニュートラルが達成できる、そういう世界観は一つ目指すべきではないかと私自身は考えております。
以上でございます。
中島俊朗 の他の発言
2024-05-07 · 参議院経済産業委員会
○参考人(中島俊朗君) お答え申し上げます。
非常に難しい御質問であると思っております。
基本的に、CCSが成立するためには、CO2のチェーンが全体で結び付く必要があるとい…
2024-05-07 · 参議院経済産業委員会
○参考人(中島俊朗君) お答え申し上げます。
まず、知見を活用していただくことは十分に可能であろうと思います。苫小牧実証で実施したそのモニタリングの中には、地下の温度、圧力の計…
2024-05-07 · 参議院経済産業委員会
○参考人(中島俊朗君) お答えいたします。
まず、規模のところから先に申し上げます。
これは、特定の規模、幾ら以上であればということでは必ずしもないと思いますけれども、基本…
2024-05-07 · 参議院経済産業委員会
○参考人(中島俊朗君) お答えいたします。
辻先生からもお話ありましたけれども、まずは事前にサイトスクリーニングの段階で、危険な地域、大きな断層がある地域であるとか、それから地…
2024-05-07 · 参議院経済産業委員会
○参考人(中島俊朗君) お答え申し上げます。
やはり現時点で認証制度と、モニタリングに関する認証制度というものはないというふうに認識をしてございます。
今、辻先生からお話が…
2024-05-07 · 参議院経済産業委員会
○参考人(中島俊朗君) お答えいたします。
まず、私も、JCCSが実証するに際しましては、まさにそのCCSというものが何かということを一からといいますか、ゼロから皆さんに理解し…
2024-05-07 · 参議院経済産業委員会
○参考人(中島俊朗君) 御回答申し上げます。
まず、パイプラインの事故といいますか、高濃度のCO2を輸送等で取り扱うことのリスクについてでございます。
もちろん、これで漏え…
2024-05-07 · 参議院経済産業委員会
○参考人(中島俊朗君) 御紹介いただきました中島でございます。
本日は、弊社、日本CCS調査が行ってまいりました実証事業の概要を御説明させていただいた後、本法案に関する若干の意…
API / MCP 利用
国立国会図書館 国会会議録 API を構造化
REST: /v1/diet/speeches/search?speaker=中島俊朗
MCP: search_diet_speeches(speaker="中島俊朗")