参議院資源エネルギー・持続可能社会に関する調査会(2024-04-17)での発言
第213回国会
·第第4号号
·617字
○参考人(菅野了次君) これもなかなか解のない難しい御質問ですが、ドクターの分野によっても多分違うと思います。我々、エネルギー材料、エネルギー関連の分野でドクターを出た学生さんというのはあらゆるところに進んでいます。ドクターを出たからといってそこで就職に困るということはまずないと、こういう分野もあるということをまず御承知いただきたいと思います。
その上で、ドクターをどうするかということです。まあ、大学に課題があるというのは今御指摘があったとおりのことでもあるんですが、ドクターというのはやはり、その時間、自分で考える時間を持つ、三年間、これは非常に有意義だと思います。企業に入ってすぐ現場で研修をすると、その時期を、自分で考えて、自分でテーマを設定して、自分で課題を解決する、その訓練の期間だと思っています。ということは、分野に限らず、そういう訓練をした人はどの分野へ行っても活躍できると、それが理想ですし、我々はそのように教育をしてきたつもりです。
その上で、ドクターに行くと、経済的な問題もあるとか、いろいろあります。今現在、ドクターに進んだ場合に企業に行くというのが、これはもう分野によります。ただ、企業に行くのであれば、日本でなく外国の例ですけれども、企業の中でやはりドクターを育てると、連携してドクターを育てるというような制度を持つところもあります。ドクターの制度そのものを少し考える時期にあるのかとも思います。