○参考人(大屋雄裕君) お答えいたします。
まず一つに、学習されない権利を一般的に認めるべきではないと考えます。それは、例えば我々が物を書きます。それは世間の方々からはいろんな御意見があり、御批判を頂戴する、あるいは長大な反論論文を書かれるというようなことはありますが、それを受けて立つことが言論をする者の責任であるというふうに考えております。表現をするということは、それを見られるということは当然含意されているはずだと思うわけですね。したがって、一般的に、それが他者に利用されない権利みたいなものを考えることは困難であると思うわけです。
ただし、一つは、先ほど意見を申し上げた際にも言及いたしましたが、競合製品を作るために使われると。例えば、仮に手塚治虫先生にしておきますが、手塚治虫の作品を学習して偽手塚治虫をつくって、しかもその作品を金で売りさばくというような利用法がなされるのは不適切であるわけで、このような利用目的に応じて不適切なものは禁止していくであるとか、アメリカの例であれば、それはやはりフェアユースと言えないという判断を示していくみたいなことは必要であろうと思います。
もう一つは、禁止ではなくても、やはり自己の作った情報を基に他者が利益を上げた場合において、それが還元されるということはそれなりにあってしかるべきではないのかと思うわけですね。
申し上げた意見の中ではニュース税に言及いたしましたけれども、マスメディア各社が汗をかいて費用を支払って得たニュースというものを言わばただ使いして巨大ITプラットフォームはもうけておるということを放置すると、水源がかれてしまうわけですよね。その利益がメディアに戻らなければ、彼らは弱っていく一方になって、結局は社会全体が損をするということになる。だとすれば、その上がった利益のうち一部を、その井戸を掘った人ですよね、最初に苦労をして情報を作った方々の下に還元していく、議員、補償という言葉を使われました、そういう仕組みを考えていくことが必要だと思っております。
ただ、これは恐らく直接的には著作権法関連の話題になろうかと思いますので、まさに今回設けられたような枠組みの中でAI戦略本部等がそういう方針についても検討をしていくべきであるというふうに考えているところでございます。
大屋雄裕 の他の発言
2025-05-22 · 参議院内閣委員会
○参考人(大屋雄裕君) 二点お答えいたします。
一つ目は国際協力の点でございますが、意見の中で言及いたしましたAI開発ガイドライン、総務省のものですね、これには実は国際的議論の…
2025-05-22 · 参議院内閣委員会
○参考人(大屋雄裕君) ありがとうございます。
我が国の現状については、確かにこの法案には規制的要素がほぼないのですけれども、実はある種のセグメント的規制が実現しているという考…
2025-05-22 · 参議院内閣委員会
○参考人(大屋雄裕君) お答えいたします。
村上参考人がおっしゃった安全と安心の違いということを前提として、二点ほど考えられようかと思います。
一つは、ある種のバイアスがや…
2025-05-22 · 参議院内閣委員会
○参考人(大屋雄裕君) 基本的にはそのようなことでいいと思います。
囲碁の場合のAIがまさにそうだったのですが、ルールを与えているわけですね。こういうルールで勝ち負けを判定しま…
2025-05-22 · 参議院内閣委員会
○参考人(大屋雄裕君) お答えいたします。
AIというのは、特定の評価基準を前提としたときに、それをより効率的に実現する機械だというふうに言えようかと思います。したがって、あら…
2025-05-22 · 参議院内閣委員会
○参考人(大屋雄裕君) ありがとうございます。
おっしゃるとおりでありまして、特に機械学習型AIについては、それがどのような理由で一定の解を出してきたかということは極めて分かり…
2025-05-22 · 参議院内閣委員会
○参考人(大屋雄裕君) ありがとうございます。
法案に書かなくてもいいといえばそのとおりなのですが、要するに、人工知能関連技術の開発あるいはその研究に積極的に予算を付けるである…
2025-05-22 · 参議院内閣委員会
○参考人(大屋雄裕君) 慶應義塾大学の大屋と申します。本日はこのような機会を与えていただきまして、誠にありがとうございます。
以下、審議の対象となっている人工知能関連技術の研究…
API / MCP 利用
国立国会図書館 国会会議録 API を構造化
REST: /v1/diet/speeches/search?speaker=大屋雄裕
MCP: search_diet_speeches(speaker="大屋雄裕")