衆議院沖縄及び北方問題に関する特別委員会(2026-06-29)での発言
第221回国会
·第第3号号
·853字
○黄川田国務大臣 村木委員にお答えいたします。
現在、北方四島交流等の事業を実施できていない状況にあるなど、北方領土問題について取り上げられる機会が減少し、北方領土問題に対する国民の関心が薄れていることを私も懸念しております。そのため、多くの国民、とりわけ次の代を担う若い世代の関心を喚起し理解を促進していくことが重要であると考えます。私としては、北海道だけでなく、全国の国民の皆様により一層の関心をお持ちいただくことが必要であると思っております。
内閣府においては、北方領土返還に関する教育、啓発として、私の大臣就任後、新たに二つの事業を企画しました。
一つは、新たな政府広報動画の作成、配信であります。千島連盟の松本理事長に望郷の思いを語っていただく内容の広報動画を作成しました。本年二月の北方領土返還運動全国強調月間におきまして、若い方にも御覧いただけるよう、SNS等で配信したものであります。なお、この動画は現在もユーチューブに掲載しておりまして、本日時点で約九百四十四万回再生となっております。
二点目は、「えとぴりか」号での青少年合宿研修であります。元島民の方が多くお住まいであります富山県の子供たちに参加を募りまして、「えとぴりか」号に宿泊しながら北方領土について学ぶ合宿研修を来月、七月に予定をしております。私も、諸般の事情が許す限り、子供たちと一緒に船に泊まりまして、元島民の方の御講話や、私が四島交流事業で択捉島を訪れた際の体験を子供たちに話し、子供たちとの意見交換を行おうと考えております。
さらに、北方領土隣接地域への修学旅行の誘致や、ICTを活用した北方領土学習教材集の周知など、若い世代への働きかけを重点に進めているところでございます。
引き続き、国民世論の啓発等に着実に取り組んでまいりたいと考えておりますし、特に村木委員のような二十代の方に関心を持ってもらいたい、そのことについてまた進めて、いろいろなことを考えていきたいというふうに思っております。