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木下昌彦 ·神戸大学大学院法学研究科教授

参議院内閣委員会(2026-07-14)での発言

第221回国会 ·第第19号号 ·541字
○参考人(木下昌彦君) ストーカー規制法との対比なんですけれども、ストーカー規制法の場合は、まず例示があります。汚物、動物の死体という例示があるんですけれども、本法案については例示というのがございません。  また、ストーカー規制法の場合には、対象が物ということになっておりまして、本法案が、方法と比べますと、不快又は嫌悪のような情を催すような物というのは、割と想像できるものではないかなと思います。  他方で、方法といいますと、不快な方法というのは直感的にはちょっとよく分かりにくいですし、また例示もありません。最高裁の調査官とかあるいは最高裁判決とかによりますと、やはり例示がある場合にはやはり例示が望ましいということが言われております。ですので、なぜその、本法案では例示がないこと、それ自体によってまた不明確性が上がっておりまして、憲法上の要請とは反する事態に生じているのではないかと思います。  また、実際、ストーカー規制法の文脈と本法案の文脈は全然異なりますので、ストーカー規制法に同じ文言があったからといって本法案の明確性が担保されるわけでもないかと思います。逆に、全然違う文脈で使っておりますので、逆に不明確性を上げていることになりはしないかというふうに思います。

木下昌彦 の他の発言

2026-07-14 · 参議院内閣委員会
○参考人(木下昌彦君) ありがとうございます。  繰り返しになりますけれども、表現内容と表現内容中立規制の区別につきましては、本法案は、やはり不快又は嫌悪の情を催させるという、そ…
2026-07-14 · 参議院内閣委員会
○参考人(木下昌彦君) ありがとうございます。  まず、民主主義の象徴と御指摘ありましたけれども、日本国旗は必ずしも民主主義の象徴としては捉えられてきていなかったし、多分、政府あ…
2026-07-14 · 参議院内閣委員会
○参考人(木下昌彦君) ありがとうございます。  積み上げていけばということなんですけれども、判例が積み上がるには物すごい時間が掛かります。又は、実際に事件が起きていかないと積み…
2026-07-14 · 参議院内閣委員会
○参考人(木下昌彦君) ありがとうございます。  まず、訴訟についてお話をさせていただきたいと思います。  まず、一番典型的なのは、これ実際に本法案ができた後、国旗を燃やすなど…
2026-07-14 · 参議院内閣委員会
○参考人(木下昌彦君) ありがとうございます。  当然、本法案は国民が持つ表現の自由に対する制限ということになると考えておりますので、当然、子供にとっても表現の自由に対する、子供…
2026-07-14 · 参議院内閣委員会
○参考人(木下昌彦君) ありがとうございます。  私もそのとおりだと思いまして、特に表現の自由とか国旗を、それとの関係どうするのかというのは、まさに古い言葉ですけど、国体の問題で…
2026-07-14 · 参議院内閣委員会
○参考人(木下昌彦君) ガイドラインの作成なんですけれども、正直申し上げますと、ガイドラインというのは、あくまでも事実上のものですので、法律の委任もないですし、そのとおりに裁判所が…
2026-07-14 · 参議院内閣委員会
○参考人(木下昌彦君) 私も、国旗については、本法案ができることによって本当に国旗への愛着が高まるのかどうかということについてはやはり疑問があります。まさに、仮に、立法事実がないと…

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