○山口参考人 ありがとうございます。
短時間勤務、育休など様々な施策について、対象となる子供の年齢を引き上げていくこと自体は、より子育てに対して時間をかける余裕があるという意味ではプラスの面があると思います。
ただ、同時に懸念してしまうのが、特に女性に起こりやすいのですが、マミートラックに押し込められてしまう、子育てがあなたの仕事の中心であって、家の外で働く部分というのはあくまで副次的なものですよということにされてしまうのではないかという懸念があります。
経済学の研究でも、国ごとによる育休制度の違いがどのように女性の就業に影響を及ぼすのかを見た研究というのが複数あるんですが、例えば、育休ですと、一年程度だったら女性の就業にとってプラスであるんですが、三年ぐらいに長くなってくると今度は就業にマイナスになってくるという側面があります。
したがって、もちろん、子供が大きくなっても短時間勤務が使えるというようなプラスの側面もあるんだけれども、同時にマイナスの面もある。子の福祉を考えた場合には、むしろこれは、病児保育などの制度の充実で対応するという方法もあるかもしれないというふうに考えています。
そして、女性だけに育児、介護がどうしても期待されてしまうというマイナスの側面が大きくなってしまうという点に対して、育児休業の取得と同様に、男性だけが取れる枠というのを設けて、男性の取得を促すというのも一つの解決策かなというふうに考えております。
以上です。
山口慎太郎 の他の発言
2024-04-23 · 衆議院厚生労働委員会
○山口参考人 ありがとうございます。
もちろん、中小企業においては、人数が少ないこともあり、育休で欠員が出てしまうと仕事を進めることが難しくなってしまうという問題があるわけです…
2024-04-23 · 衆議院厚生労働委員会
○山口参考人 おはようございます。東京大学大学院経済学研究科の山口慎太郎と申します。
本日は、家族政策、労働政策の実証研究を行う経済学者の立場から、本改正案について意見を述べさ…
2024-04-23 · 衆議院厚生労働委員会
○山口参考人 ありがとうございます。
男性の育児参加というのは、非常に、少子化対策としても重要だというふうに認識しております。特に日本においては、男女の間で家事、育児時間の差と…
2024-04-23 · 衆議院厚生労働委員会
○山口参考人 御質問ありがとうございます。
夫婦仲に対する影響なんですが、男性の育休取得で見ると、夫婦仲にとってはプラスであったという報告が研究の中ではされております。
一…
2024-04-23 · 衆議院厚生労働委員会
○山口参考人 介護を行う家族に対して給付を行う点について意見を申し上げます。
介護は、多くの方が考えているよりも過酷な仕事になってしまうということが専門家から指摘されています。…
2024-04-23 · 衆議院厚生労働委員会
○山口参考人 ありがとうございます。
現金給付についてですが、これはいろいろな国で導入されていまして、それに対する出生率への影響というのも評価されていますが、それほど大きくはな…
2024-04-23 · 衆議院厚生労働委員会
○山口参考人 御質問ありがとうございます。
もちろん、意識下にあるアンコンシャスバイアスを直接動かすような施策というのは少し考えにくいと思うのですが、それ以前の問題として、まだ…
2024-04-23 · 衆議院厚生労働委員会
○山口参考人 どうもありがとうございます。
マミートラックについては、過去に幾つかの企業の事例を研究したところ、やはり、短時間勤務を拡大したところ、女性だけが取るようになって、…
API / MCP 利用
国立国会図書館 国会会議録 API を構造化
REST: /v1/diet/speeches/search?speaker=山口慎太郎
MCP: search_diet_speeches(speaker="山口慎太郎")