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山口慎太郎 ·東京大学大学院経済学研究科教授

衆議院厚生労働委員会(2024-04-23)での発言

第213回国会 ·第第15号号 ·822字
○山口参考人 御質問ありがとうございます。  もちろん、意識下にあるアンコンシャスバイアスを直接動かすような施策というのは少し考えにくいと思うのですが、それ以前の問題として、まだまだやはり、世の中にはもっとはっきりした、露骨な差別なりバイアスなりというのがあるので、これに対してきちんと、問題であるという指摘をしていくことが重要になっていくと思います。  企業の活動においては、企業内の格差を可視化する、男女間賃金格差の可視化ですとか、役職の女性比率といったものを詳しく示していくことが必要になると思います。  既に男女間賃金格差については公表が義務づけられているわけですが、その内容が非常に大ざっぱなものにとどまってしまっているため、少なくとも大企業については、男女間賃金格差がどこから来ているのか、勤続年数なのか、役職なのか、あるいは学歴なのか、専門資格なのかといったところまで詳しく踏み込んでいって、どこが男女間格差の源泉になっているかというところまで公表するようなことを求めていく必要があると思います。そうした数字が出てきた後に、今後どういうふうに格差解消のための行動を行っていくのか、行動計画の策定も義務づけるのがよいかと思います。  また、ジェンダー意識については、教育の役割も極めて重要だと思っています。  やはり、大人になってから意識の方を変えるというのはなかなか進みづらいということが分かっているのですが、一方で、子供は大きく変化するわけです。したがって、教育現場において、例えば、生徒会長になるのが男の子ばかりに偏っていないだろうかとか、あるいは、理数系は男で文科系は女の子だというふうになっていないだろうかといった点についても常に統計で把握することが大事になってくると思いますし、同時に、教育現場の管理職であられる校長先生の方が男が多いといったことも解消していかなければいけないのかなというふうに考えております。

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2024-04-23 · 衆議院厚生労働委員会
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