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鈴木亘 ·学習院大学経済学部教授

衆議院予算委員会公聴会(2024-02-29)での発言

第213回国会 ·第第1号号 ·778字
○鈴木公述人 大変重要な御指摘をありがとうございます。  私も、先ほど申し上げたとおりなんですけれども、やはり、少子化対策という意味では、いろいろ試行錯誤しないとなかなか何が効果があるということが分からないので、初めから恒久財源を考えるというのはちょっと難しいと思うので、アジャイルな政策といいますけれども、いろいろ試行錯誤するうちは一般財源で私はいいと思います。今の時期は、税収が増収に次ぐ増収になっておりますので、その余裕がありますので。いろいろトライ・アンド・エラーして、これで固めようということになったときに初めて財源をどうするかということを考えればいいというふうに思っております。  それが税になるか、子供保険みたいなものになるか、消費税になるかは、それはいろいろな議論があり得ると思うんですが、一つ、全然挙がっていない財源として私が指摘しておきたいのは、年金の積立金を活用したらどうかというのは思っております。  というのはどういうことかというと、子供が生まれる対策をやるということが前提ですけれども、子供がたくさん生まれるということになると、今予定されている保険料とかが増えるわけですよね、今予定されている以上に増えるわけですね。それは元が取れるわけです。今は元は取れませんけれども、将来その子が大人になって保険料とか税金を払うようになれば、予定以上の社会保険の保険料とかが上がってくるわけなので。遠く行けば元が取れるわけなので、そういうときには国債を発行するというのが一つの手なんですが、もう一つは、なかなか国債発行は難しいと思いますので、年金の積立金を借用して対策をやっておいて、後で、それが、保険料が増えて年金の積立金が増えるので元が取れるというようなことも考えられますので、いろいろな選択肢を捨てずに考えるのが重要かと思います。

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