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松井芳郎 ·名古屋大学名誉教授

参議院外交・安全保障に関する調査会(2024-02-14)での発言

第213回国会 ·第第2号号 ·729字
○参考人(松井芳郎君) ガザの危機に対する日本政府の対応についての御質問というふうに理解いたしましたが、これ二つの側面が恐らくあると思います。  つまり、人道法の違反ということについてはもう相当程度各種の報道で明らかになっておりまして、もちろんこれはハマスの方も含めてでありますが、したがって、そういう人道法の違反に対して、これをやめるべきだという批判、非難、あるいは要求をするということは是非やっていただきたいことだというふうに思います。  それからもう一つ、ジェノサイドの危機というのも、確かに、現状、報道などを見ておりますとそのような危惧が生じるのは当然というふうに感じますし、ジェノサイドについてはジェノサイド条約で全ての国がこれを防止するために協力する義務を負っておりますので、ジェノサイドの状況が進行しつつあるということが客観的に理解できれば、日本政府もまたこれをやめさせるために様々な努力をする義務があるというふうに言うことができます。  ただ、ジェノサイドは民族集団を絶滅させるという意図を持って行った行為という大変厳しい定義がありまして、これは少なくとも当事者がそのように自認しない限りはなかなか証明が困難でありますが、ただ、既にICCで幾つかジェノサイドの例についての判断がありまして、私詳しくは勉強できておりませんけれども、周辺の事情からジェノサイドの意図があるということを推測するというような立場もあるようでありまして、もしもそのジェノサイドの意図が立証できるというふうなことになれば、日本も当然これをやめさせるためにいろいろな努力をする義務があるということになろうかと思います。  差し当たりの印象、以上のようなとおりです。

松井芳郎 の他の発言

2024-02-14 · 参議院外交・安全保障に関する調査会
○参考人(松井芳郎君) はい。  国が中心でありますけれども、個人の市民もいろいろ役割を果たすことができるということを最後に申し上げたいと思います。  済みません、時間を超過い…
2024-02-14 · 参議院外交・安全保障に関する調査会
○参考人(松井芳郎君) 松井でございます。  レジュメをお配りしてあると思いますのでそれに沿ってお話ししますが、どうも今のお二人のお話が大変生々しい現場のお話で、レジュメもカラー…
2024-02-14 · 参議院外交・安全保障に関する調査会
○参考人(松井芳郎君) 本日の私の話は直接関わるところがなかったかと思うんですが、皆さんのお話を聞いていまして一点だけ印象に残ったことは、現在、非常に現場で苦難に直面しておる人たち…
2024-02-14 · 参議院外交・安全保障に関する調査会
○参考人(松井芳郎君) 大変具体的な御質問をいただきまして、うまく答えられるかどうか分からないんですが。  まず、単独行動主義の問題ですね。日本は御存じのように米国と安保条約を結…
2024-02-14 · 参議院外交・安全保障に関する調査会
○参考人(松井芳郎君) なぜイスラエルの攻撃が止められないのかということについては、多くの要因があると思います。  今お話の中で御指摘あった、アメリカがかなり一定の段階まではほと…
2024-02-14 · 参議院外交・安全保障に関する調査会
○参考人(松井芳郎君) 大変難しい御質問をいただきまして、要するに、レジュメにも書きましたけれども、ICJもICCも判決が出れば法的拘束力があるということが前提になっておりますけれ…
2024-02-14 · 参議院外交・安全保障に関する調査会
○参考人(松井芳郎君) 日本の国民にどういうことができるかというのは、実は最初に用意して読めなかったレジュメ、メモにも具体的なことは実は書けてないので、今の御質問にどのようにお答え…
2024-02-14 · 参議院外交・安全保障に関する調査会
○参考人(松井芳郎君) アメリカの顔色をうかがってイスラエルに対する厳しい非難ができないというのは、私もそういう印象は持っておりますけれども、しかし、これは確証があるわけではありま…

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