○参考人(松井芳郎君) 大変難しい御質問をいただきまして、要するに、レジュメにも書きましたけれども、ICJもICCも判決が出れば法的拘束力があるということが前提になっておりますけれども、強制執行の手続はございませんので、それが実施されなくても何のおとがめもないというふうな印象を受けますが、必ずしもそうでもなかろう。確かに、強制執行の手段がないのは確かなんですけれども、例えばICJの暫定措置命令ですけれども、これはやはり、ガザについて何とかしなければならない、ジェノサイドが起きるようなことを防止しなければならない義務があるということが国際世論に広がる役割は明らかに果たしていると思います。
それから、プーチンさんについては、これは和平交渉を難しくするという側面もあるかと思うんですけれども、ただ、正義という観点から見れば、あれだけの人道法違反の行為を、主として児童の移送が問題になっておりますけど、やっているわけですから、これを起訴するというのはもちろん一理あるわけですが、御存じのようにこれも執行力はない。ロシアは締約国ではありませんし、執行力はありませんが、ただ、これ時々報道されますけれども、プーチンさんは外国に出られなくなっていますよね。ICCの締約国に行けば、その国が、まあもちろんいろんな政治的配慮をするでしょうけれども、法的に言えばプーチンさんを逮捕してICCに引き渡す義務が出てまいりますので、外国旅行が非常にしにくくなっているというのは少なくとも心理的には多少の圧力になっているかなという印象はございます。
したがって、執行力がないから全く意味がないとは言えないだろうというふうに思います。
松井芳郎 の他の発言
2024-02-14 · 参議院外交・安全保障に関する調査会
○参考人(松井芳郎君) はい。
国が中心でありますけれども、個人の市民もいろいろ役割を果たすことができるということを最後に申し上げたいと思います。
済みません、時間を超過い…
2024-02-14 · 参議院外交・安全保障に関する調査会
○参考人(松井芳郎君) 松井でございます。
レジュメをお配りしてあると思いますのでそれに沿ってお話ししますが、どうも今のお二人のお話が大変生々しい現場のお話で、レジュメもカラー…
2024-02-14 · 参議院外交・安全保障に関する調査会
○参考人(松井芳郎君) 本日の私の話は直接関わるところがなかったかと思うんですが、皆さんのお話を聞いていまして一点だけ印象に残ったことは、現在、非常に現場で苦難に直面しておる人たち…
2024-02-14 · 参議院外交・安全保障に関する調査会
○参考人(松井芳郎君) 大変具体的な御質問をいただきまして、うまく答えられるかどうか分からないんですが。
まず、単独行動主義の問題ですね。日本は御存じのように米国と安保条約を結…
2024-02-14 · 参議院外交・安全保障に関する調査会
○参考人(松井芳郎君) 日本の国民にどういうことができるかというのは、実は最初に用意して読めなかったレジュメ、メモにも具体的なことは実は書けてないので、今の御質問にどのようにお答え…
2024-02-14 · 参議院外交・安全保障に関する調査会
○参考人(松井芳郎君) なぜイスラエルの攻撃が止められないのかということについては、多くの要因があると思います。
今お話の中で御指摘あった、アメリカがかなり一定の段階まではほと…
2024-02-14 · 参議院外交・安全保障に関する調査会
○参考人(松井芳郎君) ガザの危機に対する日本政府の対応についての御質問というふうに理解いたしましたが、これ二つの側面が恐らくあると思います。
つまり、人道法の違反ということに…
2024-02-14 · 参議院外交・安全保障に関する調査会
○参考人(松井芳郎君) アメリカの顔色をうかがってイスラエルに対する厳しい非難ができないというのは、私もそういう印象は持っておりますけれども、しかし、これは確証があるわけではありま…
API / MCP 利用
国立国会図書館 国会会議録 API を構造化
REST: /v1/diet/speeches/search?speaker=松井芳郎
MCP: search_diet_speeches(speaker="松井芳郎")