○参考人(平山洋介君) 私は、能登にはまだ行っておりません。なので、いろんな方から聞いている情報だけになるんですけれども。
〔理事田名部匡代君退席、会長着席〕
まず、私は神戸にずっとおりましたので、九五年の震災で自分の家も吹っ飛びましたし、ひどい目に遭いました。学生もたくさん亡くなったりしました。東北の震災のときには、かなり現地に行って仕事をさせていただいたということがありました。
その経験で、能登の、まだ行っていませんけれども、その経験を基に言いますと、重要なことは二つあるかなと思うんですけれども、一つは、何というんですかね、復興計画がかなり過大になる傾向があります。
神戸でも東北でも、行政の方々とか、そういう言い方をされる、これを機会に町を頑張ってつくろうというような考え方にどうしてもなってしまう。しかも、国からの支援が結構きちっとあるということで。ですから、神戸の場合も物すごく、歴史的に二番目に大きい再開発を仕掛けた挙げ句に二十年たっても埋まらなかったとか、東北でも、十年以上たって区画整理がやっと終わったけれどもほとんど人が帰ってきていない、非常に立派な宅地がもうだあっと広がっているというようなことがありまして、何といいますか、申し上げたいことは、現場の実態からではなくて、それと別のところから大きな計画を立てがちだということがあろうかと思います。
ところが、今回、それが一点ですね、一点目と二点目に共通するのは、現場の実態に即した復興計画という当たり前のこと言っていますけれども、これは、なかなか当たり前のことが当たり前に進まないのが危機的な状況の特徴だと思います。一つは過大なプロジェクトに走らないこと。
もう一つは、非常に気になっていますのは、今日申し上げたことと関連するんですけれども、公式にはそんなことは出ていないんですけれども、ちょくちょく耳にしますのは、能登に本当に投資するのかということをおっしゃる方が出てきているというふうに聞いています。それは非常にどうなんだろうというふうに思います。
本当に、もう人口が元々減っていたと、高齢者が五割ぐらいだというところのインフラを本当に何兆円も掛けて復旧するのかというような声が、公式には出ていないと思いますけれども、出る可能性がある。それはそれで非常にどうなんだろうというふうに思います。
一点目の意見と二点目の意見って相反するようですけれども、共通しているのは、現場の実態を踏まえていないということだろうというふうに思います。現場の実態を踏まえるといいますのは、その客観情報やデータを踏まえるというのはもちろんですけれども、被災された方とか地域の人がどうしたいのかというのを丁寧に聞くことだと思います。お住まいの方が望んでないことやってもうまくいくはずがないので、やっぱり、その被災された方は帰りたいのか。
東北の場合は、地震きっかけに大阪に来られた方もたくさんおられて、それはそれで今も生活しておられるわけですけれども、離れた方への支援は全くなかったわけですよね。帰ってきた人には支援があるけど、離れた方には支援がないという問題もあったりします。
ですので、申し上げたいことは、現場に即して、被災された方、地域の方がどうしたいのかということを丁寧に聞いて、その上で、それに沿った計画を作ることだろうと。補助制度や大掛かりなプロジェクトが先走るのはどうかなというふうに思います。
以上です。
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API / MCP 利用
国立国会図書館 国会会議録 API を構造化
REST: /v1/diet/speeches/search?speaker=平山洋介
MCP: search_diet_speeches(speaker="平山洋介")