参議院国民生活・経済及び地方に関する調査会(2024-02-14)での発言
第213回国会
·第第2号号
·1,939字
○参考人(小国喜弘君) 済みません、無礼を申し訳ございません。もう本当に慣れていなくてごめんなさい。本当に非常に、何かその田名部先生が今御質問いただいたことの、すごい本質的で難しい問題をいただいた、その興奮で手を挙げるということすら忘れてしまうような状況でした。
もう本当にそのこと、まずは、これはやっぱり、まあいろいろあり得る、政治の、先ほど申し上げたようなことの一つ一つが政治で取り上げていただけたら有り難いなと思ったことなんですけれども、例えば、その施策として言いますと、その学力調査を悉皆から抽出に落としていただくとか、この辺りは予算の削減にもなると思いますし、本当に今全ての学校が競争しなきゃいけないのかということの中でやはり取り組んでいただければ。
それから、やはり子供の人権の問題、この子供の人権が毀損されている状況の中に、実は教師の人権も毀損されているという、何かそういう問題が隠されているように思いますので、これやっぱり学校は、子供が、一人一人の子供がその子らしく育ったり学んだりできる、そういう場であるべきだということは誰しも疑わないのだとすれば、やはり子供の学習権が保障されるべきであり、それはひいてはやっぱり子供の人権が学校の中で守られるということが何か一番大事で、ここが、本当に我々は、そういう意味で、工場労働者を育てるかのように様々な規制を、学校教育は社会とはちょっと違う特別な訓練機関であるかのようにして正当化してきたという現状があるような気がいたします。是非、子供のこの基本法が学校生活の中でどういうふうに具体化されればいいのかということがあるような気がします。
もう一つ余計なことを申し上げますと、これお叱り受けるかもしれませんが、やはりインクルーシブ教育を文科省の特別支援教育課が所管してしまっているということの限界は意外なほど大きいと思います。やはり、特別支援教育課が所管してしまえば、障害児教育の問題にしかならないわけです。ですから、この所管をやっぱり変えていただくということは、これは是非お取り組みいただけたら有り難いなというふうに思っているところです。
もう一つ、医療と教育のというところで、私が講演させていただいたところの香川県の牛田先生という医師の方は、もう投薬を中心にするのではなくて、実は発達障害の、その先生は、八割が社会的障害、二次的障害だというふうにおっしゃいます。今の時代でいえば、お母さんが非常に社会的に、それは近所の目であったり、おじいちゃん、おばあちゃん、香川ですから、やっぱり三世帯が多いんだそうです。おじいちゃん、おばあちゃんの目であったり、旦那の、そういう配偶者の目であったり、いろんな目の中でもうしんどい思いをしているそのしんどさが、やはり子供に抑圧移譲になってしまっていると。子供がやはり思うとおりにならないということが自分の失敗であるかのように責め立てられることが問題を複雑化している。
だから、お母さんをまず呼んで、お母さんが少し距離を取って子供と対せるようなそういうトレーニングプログラムを一年間のものを作っていらっしゃいまして、それは、香川であるにもかかわらず、全国から患者さんが押し寄せてなかなか予約も取れないという状況になっているそうですが、今度は、なかなかやはりそれは医学界の中で認知されるかというと、これも、済みません、語弊があったら恐縮ですが、国連の子どもの権利委員会も日本に対して勧告する中で、発達障害の研究をやっぱり製薬会社と切り離して行えという勧告をしております。この問題がもう一つ、実は非常に複雑な問題をはらませているのではないかというふうに危惧するところです。
出させていただいたその学会は、三日間、私、オンラインだったので視聴しましたけれども、こんなことを国会で申し上げたらお叱りを後で受けるのかもしれません、済みません、これはもう個人の体験ということで一つの事例としてお伝えしたいんですけれども、薬害について研究発表している事例は一件もございませんでした。薬の効能について研究している研究発表はたくさんございました。で、ふと見ると、実は学会のパンフレットなんかにはその製薬会社が協賛しているという、そういうものがあるわけです。
ですから、やはり製薬会社がいろんな形で医学界を支えてしまっているというこの現状が、恐らくこれはアメリカも同じ問題が起きているというふうに伺っていますけれども、やはりこういう問題の背景にある可能性があるということは、幾つも本も出ている状況ではあるんですけれども、そんなことも少し共有をさせていただきたいなと思いました。