参議院国民生活・経済及び地方に関する調査会(2024-02-14)での発言
第213回国会
·第第2号号
·691字
○参考人(小国喜弘君) ありがとうございます。
非常にもう本当に深刻な話になっているんじゃないかと思います。その特別支援教育を、特別支援学級とか特別支援学校を選ぶ親たちは、やはり少しでも子供たちに能力とか技能を付けさせたい。それは、やはり地域社会の中で助け合って生きていけるということの実感が描けない。だから、自分の子供を少しでも能力を付けさせて、若干でもいいから生き残れるような、そんなことをさせたいという、もう本当に悲鳴のような思いが背景にはあると思います。
そういう意味において、やはりその労働規制緩和の中で非正規労働が増えて貧富の格差が広がってみたいな、この中で起きていることが非常に深刻になっていると思いますし、他方で、パワーカップルと言われるような裕福な階層においても、やはり子供に対する教育期待が今度は強過ぎて、教育で学歴を付けさせないと自分たちの階層を再生産できないということですよね。自分たちの子供が同じような生活するためには、何かハーバードへ行かせなきゃいけないとか、今では多分そういう海外みたいなことも目に入るんだと思いますけれども、そういうところの中での非常に強い圧力が、今、ですから、教育虐待とか教育ネグレクトという言葉が最近はやるようになってきていまして、それは、家庭の中で善かれと思って子供を結果的に虐待しているんではないかという問題であるとか、それが、ですから、これはもう完全な抑圧移譲で、大人の社会がしんどい、そのことの抑圧の移譲が家庭の中で起こる、さらに学校の中でも同じように起こるという、こういう問題なのかなというふうに感じております。