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鈴木宣弘 ·東京大学大学院農学生命科学研究科特任教授

衆議院農林水産委員会(2024-04-04)での発言

第213回国会 ·第第7号号 ·786字
○鈴木参考人 御指摘、御質問、ありがとうございます。  今日の今までの議論でもありましたとおり、一方で中心的な担い手が農地をしっかり集積して生産性を向上し、生産を増やすということも重要でございますが、今そういうふうな方々が多くいるわけではなくて、農村現場を支えているのは多様な農業経営体、家族経営を中心にしたたくさんの方々が、何とか歯を食いしばって、今のコスト高にあえぎながらも生産を継続しようと努力しております。そういう方々の生産が継続できなくなったら、一部の方々が幾ら効率化しても、日本の農地をしっかりと活用して、農業生産を維持して、自給率を高めることは不可能だと思います。  ですので、そのような、今現場で一番頑張っている多くの方々が農業では食べられないという状況、悲鳴を解決せずして日本の国民の命を守る食料を不測の事態にしっかりと確保することはできないという視点から、私は、田村先生が言われたように、しっかりと赤字を補填するような直接支払い、それから、中山間地でも踏ん張っている農家の皆さんが継続できるような、そういうふうな支援をしっかりやるということが非常に重要だと。  それを、価格に応じてそういう支払いをしますと、確かに、買いたたきに遭って、農家の売値が下がってしまうというふうな問題も確かに指摘されておりますが、それは、米で一俵当たり三千円というような赤字があるのであれば、それを十アール当たり幾らというような形で、酪農であれば、牛乳一キロ当たり今十円の赤字がまだ残っております。それは、ホルスタイン一頭当たりにすると十万円の支給になります。このような形で、価格に応じて払うんじゃなくて、それを面積や頭数に応じて払う形に変換して払えば、そういう問題はほぼ解決できると思います。ですので、総理が言われたような懸念は、少し的外れではないかと私は考えます。

鈴木宣弘 の他の発言

2024-04-04 · 衆議院農林水産委員会
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2024-04-04 · 衆議院農林水産委員会
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