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鈴木宣弘 ·東京大学大学院農学生命科学研究科特任教授

衆議院農林水産委員会(2024-04-04)での発言

第213回国会 ·第第7号号 ·803字
○鈴木参考人 御質問ありがとうございます。  先生がおっしゃるとおり、輸入を確保するといいましても、これだけ輸入が滞るリスクが高まってきていて、お金を出せば、すぐに、いつでも安く買える状況はもう見込めなくなってきているという状況で、輸入先との関係強化、もちろんこれは大事です。あるいは、さらには、海外に日本の商社などが投資をして農業生産を増やしておけばいいというような議論も行われておりますけれども、それを否定するわけではございませんが、それを行っても、先生言われたとおり、輸入が滞るような事態になったら、まず自国民をさておいて日本に売ってくれる国は最終的にはございませんし、それから、物流が止まれば物理的にも持ってこられません。ですので、まず国内生産をしっかりと増強する。  そして、備蓄については、輸入でという考え方ももちろんありますけれども、基本的には、日本の農業には、米を中心に潜在生産力があるわけですから、水田のフル活用で一千二百万トン生産ができるのであれば、それをしっかりと予算をつけて備蓄しておく。備えることが非常に重要だ。  そのために、政府が責任を持って、米でいえば一万二千円ぐらいで買い取りますと。五百万トン買い取っても、一兆円です。ですから、それだけの予算をかけることで国内の農家を支えて、そして国民の命を守ることができるのであれば、五百万トンですと、一年分にはなりませんけれども、かなりの期間、国民の命を守ることができます。  ですので、一兆円ぐらいのまず予算を目安にするのであれば、米で増産した分を、五百万トンぐらいを一万二千円で買い取る、こういう仕組みを入れることで、国民も安心できるし、農家も、よし、頑張るぞという気持ちになれるんじゃないか。  そういう意味で、備蓄の水準としては、今言ったような数字が、一つの概算としては目安になるのかなというふうに考えております。

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