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佐藤主光 ·一橋大学経済学研究科教授・研究科長

衆議院予算委員会公聴会(2024-02-29)での発言

第213回国会 ·第第1号号 ·748字
○佐藤公述人 御質問ありがとうございます。  今まさに一番人数の多い五十代ですけれども、やはり、社会保障制度というものが、これまでは世代間の助け合い、年齢別とよく言いますけれども、若い人が負担をして高齢者に移転をする、これがやはり高度成長期以来の仕組みだったんですね。これをやはり変えていくしかない。  例えば、申し訳ないけれども、支え合うのであれば、高齢者の中でも支え合いがあっていい。ここは社会保障の中で応益なのか応能なのかというところで議論が分かれますけれども、やはり高齢者の中にも豊かな方はいらっしゃる。特に、所得じゃなくて、金融資産で豊かな方々もいらっしゃる。こういった方々にやはり応分の負担をしてもらっていいと思います。私は、必ずしもそれは自己負担ではなくても、保険料でもいいと思います。なので、そういう形で、ある意味、世代間だけではなく、世代の中で支え合う仕組みというのが、医療や、あるいは場合によっては年金なんかにもやはり求められてくるのかなというふうには思います。  やはり、これはずっと言われていることなんですけれども、社会保障、今回の少子化対策、本当に少子化、人口減少に歯止めがかからないだろうというのは、まさに御指摘のとおり、そもそも親の世代の人口が減っているからです。ただ、やはり子育て世代、これはまさに全世代型社会保障ではありますけれども、セーフティーネット、社会保障をもっと若い人たちに光を当てる、こういう形もあっていいのかなとは思いますので、まさに社会保障の再分配の方向を変えていく、誰が負担をして誰が受益をするのか、この方向を今から変えていくということが、やはり人口動態が大きく変わる中においては求められているのかなというふうには思います。  以上です。

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