○佐藤公述人 まずは、直接のお答えになっているかどうか分かりませんけれども、私は、所得税と住民税と社会保険料の三位一体改革が必要だと思っています。何を言っているかというと、課税ベースの統一です。
日本は三つの所得があるんですね。一つは所得税の所得、住民税の所得。違います。控除が違うからです。三つ目が、社会保険料、特に勤労世帯に関して言うと、社会保険料でいう所得ということになってきます。これらの課税ベースを本来、統一する場、そういったことを決める、どこか委員会があればいい。実は、私、政府税制調査会の特別委員ではありますけれども、政府税制調査会では所得税と住民税の議論はしますが保険料の議論はしないので、別に税制調査会でやれとは言いませんけれども、どこかで三つを合わせて議論をする場があっていいかと。
その上で、そこの同じ課税所得に対してどういう税率を掛けるかはもちろん自治体の判断だし、それぞれの保険者の判断でもいいということは一つあってしかるべき。これは、簡素化にもつながるし、公平性の確保にも寄与するかと思います。
それからもう一つ、最後に重要なのは、蛇口が日本は多過ぎるんです。つまり、社会保障の給付は増えていく、じゃ、これは何で賄うのか、保険料ですか、税金ですか、はたまた何かほかのものですか、資産の運用ですか、自己負担ですかというときに、余りにも蛇口が多過ぎるので、皆さんが勝手な想像をするわけなんですね。保険料に反対だという人はいずれ税金を上げればいいやになるかもしれないし、税金も嫌です、保険料も嫌だという人はいずれ自己負担を上げるんでしょうという形になるかもしれない。みんなが勝手な想像をするから合意形成ができない。であれば、最後にどこで帳尻合わせするのかということを決めてしまうということ。
例えば、いろいろな歳出改革をやります、それでも足らず前は、保険料を上げますでもいい。あるいは、足らず前は消費税を上げますでもいい。とにかく、最後の帳尻合わせは何なのかということについてはむしろ明確にしておくということがある種必要なのかと思います。
以上です。
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