参議院資源エネルギー・持続可能社会に関する調査会(2024-02-21)での発言
第213回国会
·第第3号号
·913字
○参考人(秋元圭吾君) ありがとうございます。
大変厳しい御指摘でございまして、ただ、九五%ぐらい賛成、賛同いたします。要は、やはりおっしゃっていただいたように、生産プロセスを変えてコストを上げるというところに関して、非常にやっぱり、そこで成長を生み出すのかというと、なかなかやっぱり難しいというのが現実だと思います。資本生産性が低減するということでございますので、そこは難しいということでございます。
ただ、考えないといけないのは、五%ちょっと同意しないというところでございますが、そこを申し上げますと、一応、やっぱりこの問題は気候変動の大きなダメージがある可能性があるということでございまして、そのダメージがあるというところとの兼ね合いということだと思っています。
それで、じゃ、一・五度目標のような非常に厳しい目標の費用、掛けるための費用と、それによるダメージを緩和するところの便益を比較した場合にどうなるのかということを議論すべきだというふうに思いますが、我々の感覚からすると、やはり、特に日本においては非常に緩和コストが、排出削減のコストが掛かるので便益よりも費用の方が大きくなるだろうというふうに思いますので、そういう意味で九五%は委員がおっしゃられたのに賛同しますが、ただ、ダメージはなかなか読み切れないところがございますので、そういう面で五%ぐらい違う可能性もあると、そこに成長があるかもしれないということでございます。
もう一つ申し上げると、今日のやっぱりテーマでございますが、日本だけが非常に厳しい排出削減を取れば、決して経済と環境の好循環は生まれないというふうに思います。
そういう面で、委員がおっしゃったとおりだというふうに思いますが、そこを諦めるのではなくて、何とかこの限界削減費用の差を世界で埋めて、世界で協調したいという思いがどこかにはありますので。ただ、それも非常に難しい、今のしかも国際情勢を考えますと非常に難しいということは理解しますので、結局、浜野委員にほとんど同感でございますが、若干違うところをちょっと探求したいなという思いで五%賛同しないということでございます。