参議院資源エネルギー・持続可能社会に関する調査会(2024-02-21)での発言
第213回国会
·第第3号号
·852字
○参考人(秋元圭吾君) ありがとうございます。
このガスでいいますと、やはり御承知のように、ガスの場合はCO2原単位が化石燃料の中では小さいので、そういう意味で、しかもコストの問題もありますので、現実的な対策として見ると、ここで分析の結果、二〇三〇から、ケースによっては二〇四〇年ぐらいまでむしろ増やしても、世界全体の二度目標、一・五度目標とは整合的で、ほかの部門との、要はカーボンプライスの均等化という意味でもこれぐらいになる可能性もあるという指摘でございます。
何となく、カーボンニュートラルというと、直線で全てどの部門も一律に削減するというイメージを浮かんでしまいますが、そうすると、部門間で限界削減費用、カーボンプライスが違ってきて全体のコストを引き上げてしまいますので、部門によって違うんだという理解をしながら合理的な排出削減を取るのがむしろ日本のカーボンニュートラルの近道でありますし、また世界全体でのカーボンニュートラル実現の近道だというふうに思いますので、そういう戦略をしっかり考えていく必要があると思っています。
今回は二十六ページ目にガスと鉄鋼だけ典型的な部門をお示しいたしましたが、ホームページ見ていただくと、ほかの部門も各部門でどういうペースなのかということに関して技術の裏打ちも含めて記載したような、これはモデルを使った分析でございますので、一応客観的に定量的な評価をしたということで御提示させていただいていますので、そういうものを参考にしていくと、どの部門でどういうペースでやればいいのか。
もちろん、アンモニアの御指摘もありましたけど、御指摘のとおり、最初は二〇%かもしれませんが段々増やしていくということと、アンモニアの中身も、元々は、本当に初期はグレーかもしれませんが、ブルー、グリーンと行って変わっていく中で、結局両方が効いてずっとぐっと下がっていくというようなパスが描けると思いますので、そういう理解が必要かなと思います。
ありがとうございます。