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検索結果 (15 件)
発言日降順○参考人(藤波匠君) 日本総合研究所の藤波と申します。(資料映写) 本日は、「希望が持てる地域社会の実現」という大きなテーマでオーダーをいただいておりまして、特に私はその中で、地域経済活動の担い手をいかに確保していくかという、そんなような視点でお話ができたらというふうに考えております。 こちら、私の自己紹介になりますけれども、近年、私は、少子化問題、それから地方の人口減少などを主な研究テーマとして執筆活動などを行っております。 早速本題に入ってまいりたいと思いますけれども、地方創生戦略、かれこれ十年ぐらいがたちますけれども、その成果といいますか、その状況を人口移動の観点から少し見ていきたいというふうに考えております。 こちらは東京圏の転入超過数になります。 地方創生戦略が実効的に始まったのが二〇一五年頃ということで、それ以降の東京の転入超過を見ていただいているわけですけ…
○参考人(藤波匠君) まさに言われたとおりで、九州、ジェンダーギャップが大きいところが多いんですね。 それで、今、事例として娘さんが二十五歳同士の結婚でということを言われました。今、結婚の実相を見ていただきますと、昔は大体旦那さんの方が三歳くらい年上というパターンが多かったんですね。七〇年代とか、平均年齢の年齢差が大体三歳でした。今は一・五歳です。で、同い年婚が一番多いという統計データが出ているんですね。 これは、実は男女共に経済的自立をするための時間を要するようになってきたということなんです。昔は、シングルインカムで男性だけが所得を、なので、男性はちょっと時間が、結婚まで時間が掛かりますよと。ただ、女性はすぐに結婚できますよということで男性の方が上だったわけですけれども、それが今は、女性の方もちゃんとキャリアを積んで自分のポジションをつかんでということで時間が掛かるようになってき…
○参考人(藤波匠君) まず、私の方からお答えさせていただきたいと思いますが、これ、非常に多岐にわたる議論が必要なところで、全てはお答えし切れないかもしれないんですけれども、エッセンシャルワーカーとかあるいは建設業関係従事者で今人手不足ということになっております。これは、もう基本的には賃金の問題、労働条件の問題だと私は考えていて、それ改善なしに、幾らいい仕事ですよということを若い人たちに言っても、これは基本的に無理な話で、やっぱり、例えば先ほど取り上げた情報通信業が非常に高い賃金を払っていると、あるいはコンサルタントが非常に高い賃金をもらっているというような状況で、そこを目指さない若者はだんだんだんだん少なくなっていくということだと思います。やはり賃金をしっかりと引き上げていくということが重要だと思っています。 あと、大学の問題とかという話もありました。 私の資料を見ていただきたいん…
○参考人(藤波匠君) 私の資料の十三ページなんですけれども、女性の流出超過ということを前提にした参考資料として付けました。 これの見方なんですが、横軸は未婚男性の、男女比を表しています。年齢としては二十五歳から三十四歳の方々の男女比ですね。ですから、一に近い、要するに一対一のところもあれば、〇・七を割り込んでいるような地域もあるというのが実態です。その〇・七を割り込んでいるような地域では、三十歳男性を基準に有配偶率を見たときに、すごく下がっているんですね。結婚がなかなかできない、できないだけではなくて、何というんですかね、お付き合いするような方が得られないというんでしょうかね、もうそもそも女性の数がすごく減ってしまったというようなことですね。これ、結構産業構造などにも影響を受けていて、製造業などが強い地域では結構そういったような傾向になりがちであるということを示したグラフになります。…
○参考人(藤波匠君) 人口構造を変えるというのは容易なことではないと思います。私は、すぐにでもできるというのは、結構、企業の、特に中小企業の対策だと思っているんですね。先ほどからジェンダーギャップが重要だとか、女性の賃金上げましょう、まあもちろん男性もそうなんですけど、賃金上げていきましょうと、これは社長の一存でできてしまうことだと思うんですね。なので、少子化問題というのは企業にも大きな責任があるんだということをより多くの企業の経営者の方に理解していただきたい。 これまでは、まあ何となく若い人たちが結婚しなくなっただけだよねみたいな話していたとは思うんですけど、いや、実は、労働環境とか労働慣行が若い人たちのもう非婚あるいは少子化というものにつながっているんだということを理解していただくということも重要かと思います。…
○参考人(藤波匠君) そうですね、今言われたリスキリングという方法、すごく重要だと思います。 一昔前では、やっぱり大きな都市に行かなければリスキリングという機会がなかったんですね。あるいは、大手企業でしたら幾らでもリスキリングできたかもしれませんけれども、中小企業だと、そんな時間的余裕もないとかお金もないということでできなかった。それが今オンラインでもできるようになっているということをしっかりと情報提供していくということが必要なのではないかなというふうに思います。 ちょっとどれも時間掛かってしまうかもしれませんけれども、やはり私は、それぞれの、地方の中小企業とは言いません、全ての企業の経営者に、やはり少子化問題とか若い人たちの豊かさをもたらしていくものはですね、やはり企業の責任って大きいと思うんですね。そこの責任というものを理解していただくということが重要だと思っています。…
○参考人(藤波匠君) 私は、やはりある程度集住というものに掛ける期待というのは大きいんですね。それは、先ほど桜井参考人からも出た鉄道とかそういったもの、宮崎さんから出た効率性みたいな話ばかりではないんだということも含めても、やはり私は結構期待は大きいと思っています。 ただ、本当にそれができるのかと言われると、私、余り信じていない部分、期待はしているんです、コンパクトシティー論者ではあるんですけれども、現実にそれはできるかと言われると、相当時間掛かるなということなんですね。 現実問題として、多くの地域で、中山間地域で、耕作放棄地が増えたり、山が荒れたりという状況がある。これをどのように国が支えていくのかと言うのかな、いわゆる経済原則だけでは成り立たない部分というのは必ず出てきて、もう既に出てきていますけれども、それを国がどう支えるのかということですね。 まあ山なので、一部国が管理…
○参考人(藤波匠君) そうですね、中小企業、地方の企業が積極的に人を採っていくということの流れをつくっていく、いい循環をつくっていくということが重要だと思うんですが、これまで日本のそういった企業支援の在り方というのは、往々にして雇用を維持するという発想が強かったと思うんですね。雇用を守っていきましょう的な発想です。ただ、今もう本当に人手不足になっていて、簡単な例でいうと、もう今は余りないと思いますけれども、雇用調整助成金とか、そういったものが支援の在り方だというふうに考えている時期が結構長かった。実際に雇用が切られることが個人も国も怖かったわけですね。 でも、今実際にはそういった状況にはないということから考えても、やはりそういった企業を救うという仕組みから、投資とかDXとか、そういったものにチャレンジする企業を支援していくという、減税などで支援していくという方向、今までも制度としてはあ…
○参考人(藤波匠君) ユニバーサルサービスという言葉がちょっとぴんとこなかったんですけれども、私、人口問題って、先ほども最初に、冒頭の二十分間の中でもお話ししたんですけれども、人口問題、余り狭い地域で議論しない方がいいなと思っているんですね。 子育て支援政策もそうなんです。結果的にそれが子育て世帯を引っ張ってこようという力になって、いろんなサービス提供するのはいいんですけど、結局、隣から入ってきてくれるとうれしいなみたいな感じのことになってしまうとこれ意味がないので、私は人口問題とか少子化問題含めて、やっぱりある程度の広域、県単位でしっかりと考えていくということだと思うんですね。 どういった支援をしていったらいいかということ、これよく言われるんですけれども、私は、重要なのはやっぱり教育関係ですね。特に高等教育、大学教育とかを将来的には無償化していきますよというような流れをつくってい…
○参考人(藤波匠君) そのとおりだと思いますね。雇用の話もそうかもしれません、もしかしたら。 結局、若い人たちが自分たちの考えている、こういったことが幸せなんだということを実現させていくということが地方創生であり、少子化問題の解決につながっていくと思っていますので、それをあえて分離するとか、そういうことではなくて、やはり時代に適した、デジタルという技術が出てくればそれも取り込みながら、若い人たちがいかに豊かにできるかというような、そんなような議論ができるといいなというふうに感じています。 以上です。…
○参考人(藤波匠君) それについては、私は余り賛成しかねる部分というのがあろうかと思います。 先ほども、国の成長、五パー、〇・五%ですか、とかいう数字が出てきましたけれども、やっぱり国が国際競争力を持って経済成長をしていくというのは私は本来あるべき姿だというふうには思っていますので、成長できる分野は成長していくというのは私は余り否定すべきではないというふうに思っています。 そういった多く、東京などでもし大きな余剰が生まれるのであれば、そういったものをしっかりと地方に回していくということが必要なのではないかなというふうに考えています。…
○参考人(藤波匠君) 具体的な提言というのは難しいんですけれども、私の資料で十六ページ、一番後ろのページに付けたものが、これ、大学一年生の数、数字、人数なんですね、学生の数を見たもので、男女、特に理系学生を見ているんです。医学、保健を除く理系学生、いわゆる、だから理学部とか工学部とか、そういったところにいる学生の数を数えたものなんですけれども、男性で大体、男性の三〇%が理系に進んでいますよと、医学部とか除いています。女性だと一〇%という構図は長期にわたって変わってないんですね。 これだけSTEM教育が重要だとかSTEAMだとか、いわゆるリケジョ教育が重要だと言われていながら、まず大学側が変わってないという問題、まあ変えられないという問題、先生いっぱい替えちゃっているので変えられないという問題はあるかもしれませんけれども、やはりこれ、これから大学が定員割れをしていく流れの中で大学再編とい…
○参考人(藤波匠君) これもジェンダーギャップの一つの表れかなというふうに思います。 この十年を見ても、男性は、働く時間を少しコントロールして、家事、育児に関わる時間が増えています。一方、女性は、働く時間がすごく伸びているんですね。で、家事、育児の時間は減っていないんです。なので、女性の方が忙しくなっているんですね。この十年間で、仕事と家事、育児の合計時間は、男性は二%しか伸びていないんですが、女性は七%伸びています。そういったことも、今言われたウエルビーイングで幸福度が低いということにもつながっているのかなというふうに感じられます。 その大きな要因というのが、やはり家事、育児は、特に地方では女性の仕事というのが何となく残ってしまっているということですね。これだけ働く女性が一般的となって、ほぼ一〇〇%の女性が大学を卒業して、ほぼ一〇〇%の女性が就職するような時代になっても、いまだに…
○参考人(藤波匠君) この息苦しさの問題って、私は神奈川県出身ですので、余り実感というのは、しかも男性ということもあって感じられないんですね。実際、そういったアンケート結果とかを見ることが多いんです。ですから、私がうまいアドバイスができるかと言われるとそうではないんですけれども、やっぱり女性だからという、例えば大学進学一つ取っても、女性だから地元の女子大でいいんじゃないみたいな話ってよく聞きますよね。それは結局、この地域社会とか親の世代が持っている固定観念からやっぱり脱し切れていないと思うんですね。 やっぱり、これだけITとか、世界には一瞬で情報が伝わるこの時代なのに、自分たちの価値観はいまだに昭和の時代、私なんかもそうなんですけど、引きずっているという状況をやっぱり少しずつ変えていくということ、これ以外には私はないと考えています。…
○参考人(藤波匠君) 私は、自治会とか地方議会とか、そういったいろいろ決定をしなければいけない、大小地方にあると思うんですけれども、そこにやはりまだまだ、アクティブアクションというんでしょうか、女性の、何人入っていなければいけないという数値目標をまだ設定せざるを得ない状況だと思っています。本当は恥ずかしいことなんですけれども、私はこれはまだ必要なのが日本の現状だというふうに考えています。 以上です。…
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