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検索結果 (18 件)
発言日降順○参考人(高橋雅英君) 中東調査会で湾岸地域を研究しております高橋雅英と申します。本日はよろしくお願いいたします。(資料映写) 私の報告の演題としましては、日本のエネルギー安全保障と中東情勢ということで、御承知のとおり、現在、イランの情勢が急変しておりまして、タンカーが通るホルムズ海峡が事実上封鎖に陥っております。そうした中で、日本の今後エネルギーの調達先の多角化といったところについて説明していきたいと思います。 まず、日本のエネルギー政策全般について説明します。 一番、原発事故以後の日本の電力供給について。 日本の電力政策にとって大きな転換点となったのは、二〇一一年三月十一日の福島第一原発事故でした。事故前、日本の原子力発電の規模というものは、アメリカ、フランスに次ぐ世界第三位でありました。稼働中の原子炉は五十四基、また原子力の発電量は二百八十八・二テラワット時、総発電量…
○参考人(高橋雅英君) 御質問いただき、ありがとうございます。 日本のまず短期的な対応につきましては、私は早期に国家備蓄の放出というところを決断すべきだと思います。もちろん、こちらはIEAとの協調での作業にはなりますが、やはり備蓄を放出して、そこから精製して市場に流れるまで二週間以上掛かると思いますと、現在の状況、差し迫っておりますので、早期に一定量は備蓄すべきだと考えております。 また、中長期的な視点に関しましては、先ほどプレゼンでも申したとおり、やはり中東依存を減らすと。その中で一番問題となるのが、日本の製油所が中東の原油ブランドを前提にしたものに設計されているのが多数であると。そうすると、やはりアメリカ産であったり、ほか産でありますと、精製にコストが掛かってしまうと。御存じのとおり、民間企業が今精製を行っておりますので、こうした脱炭素化の中で追加の設備投資というのが非常に困難…
○参考人(高橋雅英君) 御質問いただき、ありがとうございました。 私、本日手元にある資料は、昨年の六月にイランとイスラエルが交戦した際に、同じようにホルムズ海峡を通れなくなるというリスクが表面化した際に作成した記事でして、その当時から私は、非常に中東依存度が高いことがいつかこうしたリスクにつながると言って、現在このような状況になるというのも考えておりました。 中東諸国から石油や天然ガスを買わないというようなことになると、また中東諸国との関係が悪化する。特に日本は民間企業主体でエネルギー調達をやっておりますが、中東諸国の企業は国営企業ですので、民間企業の経営判断であって輸入をしないというような問題が外交関係に発展してしまうというような事案も過去にはありました。 そうした中で、中東諸国が持っている豊富な財政資源というのが非常にこの投資誘致にとっても重要となるので、こうした上で中東諸…
○参考人(高橋雅英君) ありがとうございます。 政府の姿勢としましては、やはり日本が民間企業主体でエネルギー調達をやっているところを最大限財政面で支援するというところだと思います。 韓国では、公社、政府機関ですね、韓国石油公社や韓国ガス公社を使って、それが調達の実施主体となっております。中国でも国営企業が調達の実施主体になっておりますが、日本の政府機関ではそれが現在ではできないような状況であると。そうなると、やはり民間企業がなかなかリスクを負えないというようなところが出てきますので、そこはNEXIのような保険の制度であったり、またプロジェクトファイナンスのようなところでちゃんと、リスクがありながらも事業に参画できるような環境整備を政府が支援していくというのが大切だと思います。…
○参考人(高橋雅英君) 御質問いただき、ありがとうございました。 その点に関しましては、ちょっと私、詳細な数値は分からないところがありますが、ただ、過去に隣国の韓国などは、第一次トランプ政権のときに、貿易赤字の対策としてアメリカ産原油を輸入するというような決断を行いました。その際、今現在、韓国は中東依存度が七〇%まで下がっております。 そう思いますと、日本も、そうした今まさしくトランプ政権との関係強化の中でアメリカ産原油をどんどん受け入れるというような方針転換にすれば、それほどタイムスパンなく製油所の改良というのはできるんじゃないかと考えております。…
○参考人(高橋雅英君) 御質問いただき、ありがとうございます。 今、中東産ブランド、特に重質油というようなところに日本の製油所が設計されているというところですが、アメリカですと、やはりシェールオイルなどは軽質油というふうなブランドになりまして、そうしますと、日本の製油所で精製しようと思ったときには、やはり原油から取れるものが取れなくなるといったところも考えられます。例えば、重油といったところも、そこから軽質油ばかりだと取れなくなってしまうので、非常にこのブレンドの難しさというのは常に課題となっております。 そこに対して、今政府内での議論というのは私の知る限り行われていないというふうな認識です。先ほど脱炭素のところで投資が難しいといった部分もあったんですが、やはり日本の原油需要というのは年間二%ぐらい減少しておりまして、全国的にも、製油所、ガソリンスタンドも四百から五百か所ぐらい閉鎖…
○参考人(高橋雅英君) ありがとうございます。 石油備蓄はあるとしても、やはりこれが国家備蓄と民間備蓄で、民間備蓄の方に関しましては、ある程度放出すれば、企業の判断で放出といったところはできますが、国家備蓄に関しては、やはり防衛産品であるため、なかなか放出に当たっては政治的な決断が要るというところです。 もちろん、この燃料を放出すれば価格というのは抑えられると思います。さらに、今ガソリン補助金というような形で燃料を、ウクライナ戦争以降のガソリン価格というのは補助金が入って意図的に低くなるようにされておりますが、ただ、この長期化というのが進んでいくと、これが二、三か月後の調達価格には間違いなく値上がりした価格が来ますので、そうすると徐々に市場の価格というのも引き上げられていくというふうに思っております。…
○参考人(高橋雅英君) 御質問いただき、ありがとうございます。 おっしゃるとおり、アメリカ依存が高まれば、そうしたところを外交的なカードに使われるというのはもうごもっともでございます。ただ、地政学的なリスクによってこの燃料の安定供給が止まるという方がやはりちょっと国家的には危機に近い状態になると。 この関税部分に関しては非常に厄介な問題でありますが、アメリカプラス最近はカナダの方の西海岸側でも石油輸出というのがどんどん進んでおります。アメリカですと、やはりメキシコ湾の南東部、テキサスやルイジアナからパナマ運河を通じて日本にもたらされると航海日数が非常に掛かる一方で、カナダの西海岸であればそのまま太平洋を直行することによって日本に届けられるということで、アメリカへの調達先というところを進めながらも、カナダからも調達を進めるというところで、多角化という政策は達成できるんじゃないかと考え…
○参考人(高橋雅英君) 御質問ありがとうございます。 御指摘のとおり、中東産油国、湾岸諸国やイランというのは、日本に対して非常に友好的な立場を取っていると。ただ、これも、やはりこのエネルギー安全保障を考えた上で、この中東依存度というのが現実目に見える形でもうリスク、危機につながっているというところを考えますと、やはりその点は外交的な努力も含めて中東産油国側に理解してもらう必要があると。 その見返りというような形で新たに、彼らが経済の多角化を目指す中で、日本が技術的に支援できるところは提供していくということで、外交関係になるべく亀裂が走らないような形で努力していくというのが最善策かなと考えております。…
○参考人(高橋雅英君) 御質問いただき、ありがとうございます。 私もモザンビークのこの情勢というのはもうかれこれ十年ぐらい追っておりまして、この事業、LNG事業が始まる前からこの情勢を見ている中で、こうした巨大ガス田が、モザンビークの中でも比較的に貧しい北部の取り残された地域でガス田事業が進んでおり、そうした開発に伴う地元への裨益というのが軽視されているような状況です。この人権侵害に関しましても非常にセンシティブな問題になっておりまして、このオペレーター、操業主体であるフランスのトタルエナジーズもフランスで現在訴訟を受けているような状況です。 そうした中でも、現在、やはりこのLNGを必要とする国が多く増えているような状況もありますので、この人権保護とビジネス活動というのは国際的な規約に沿って必ず実施されるべきだと考えております。…
○参考人(高橋雅英君) 御質問いただき、ありがとうございます。 御言及のとおり、オーストラリア、今非常に太陽光発電が拡大しておりまして、やはりオーストラリアのような平地で、大規模に面積があるような土地で日照時間も確保できるような場合ですと、電源構成の多角化において、再生可能の導入というのは重要となっていくと。 一方で、オーストラリアは石炭火力の廃止というところをもう表明しておりまして、ただ、輸出分に関しては石炭鉱山の生産は続けるというような、ちょっと矛盾したようなところはありますが、日本にとっても、非常に今こうしてエネルギーの安定調達できているおかげは、オーストラリアがこれだけ資源大国になったおかげだと思いますので、日本としても、オーストラリアのこの脱炭素と資源開発というところは技術的に支援していくべきだと考えております。…
○参考人(高橋雅英君) 御指摘いただき、ありがとうございます。 まさしくおっしゃるとおりで、再エネコストが広がれば、やはり日中の発電量というのは確保できるんですが、夜間はやはり再エネ使えないというところで、今、固定価格買取り制度のところも継続していますと電力消費者の方に負担が行ってしまっていますので、そう思うと、再エネというのは、使える部分は使ってもいいんですけど、大規模発電といった場合には、やはり再エネではなくて、人為的に電力量を調整できる火力発電や原子力を使っていけばと考えております。…
○参考人(高橋雅英君) 再エネのメリットに関しては、正直、脱炭素という意味合いしか私は考えていない、強いて言えば、発電部門での電力のエネルギー政策的な自立性を高めるというところは指摘できるかと思います。 ただ、再エネ発電量がやはり小規模であるため、同じクリーンエネルギーの原子力と比べると見劣りしてしまうと思うと、同じクリーンエネルギーを普及させるという意味合いでは原子力の方が適していると考えております。…
○参考人(高橋雅英君) 御質問ありがとうございます。 シェールガスから作られるLNGに関しましては、日本も今アメリカ産を受け入れておりますので、これ十分に対応できます。今後、LNG生産はアメリカではもう今後も右肩上がりに上がっていきますので、これは日本企業もどんどん購入契約を結んでおりますので、かなりの量が今後五年以内に日本に入ってくると。 一方で、シェールオイルに関しましては、やはり製油所の規格の部分でして、ガソリンなどに関しては作りやすい。一方で、重油といったところの精製というのがやや難しいという部分がありますので、そうした部分は引き続きカナダや中東の重質油といったところで対応するべきところもあると思います。…
○参考人(高橋雅英君) 御指摘いただき、ありがとうございます。 やはりアメリカ依存が今後高まっていったときに、まさしく関税であったり、外交カードに使われるというのは非常にもう懸念されておりますが、やはり調達先を多角化する上でホルムズ海峡を迂回するというところが一番の優先順位となっておりますので、そうしたときに、日本はこれまでロシアというカードがあったんですが、現在、ロシアからの輸入というのはほぼ選択肢としては排除されるべきだと考えていますので、そうなると、北米、アメリカ、カナダしかやはり調達先が残っていないのが現状だと思います。(発言する者あり)…
○参考人(高橋雅英君) 御質問いただき、ありがとうございます。 そこの部分に関しては、確かにそうした圧力というものはありますが、日本は政府が主体でエネルギー調達をしていないと、これはあくまでも民間企業の判断で調達しているということで、ある程度圧力はかわせるんじゃないかなと考えております。…
○参考人(高橋雅英君) 御指摘のとおり、ここ数日、数隻ほど通過はしております。アメリカとの同盟関係があることによって通れないという懸念はあるとは思いますが、やはり一番は海運保険が適用されないことで、もし何かリスク、攻撃されたときに船舶を失った方が損害が大きくなるということで、安全予防策として通らないようにしていると思います。(発言する者あり)…
○参考人(高橋雅英君) 御質問いただき、ありがとうございます。 大変恐縮ながら、私はちょっと初めて聞きましたので、御教示いただき、ありがとうございました。…
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