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検索結果 (15 件)

発言日降順
東野篤子 · 2025-03-13 · 参議院 予算委員会公聴会 ·5558 字

○公述人(東野篤子君) 本日は、貴重な機会をいただきまして、誠にありがとうございました。ただいま御紹介にあずかりました筑波大学の東野でございます。  本日、私の方からは、ロシアによるウクライナ侵略の経緯と現状、そして日本の取るべき方針についてお話をさせていただきたいと思います。  先生方のお手元には事前にお渡しいたしました資料が配付されていることと思います。十五分しか時間がございませんので、資料に関してはごくごく参考程度ということでお話を進めさせていただきたいと思います。  まず、ロシアによる侵略なんですけれども、よく三年目というふうに言われます。実際には十一年目でございます。ウクライナ人の方々に話を聞くと、全面侵攻が始まったのが三年目にすぎなく、本当の侵攻は二〇一四年のロシアによるクリミアの占領と、それからドンバスの戦い、これ以降からずっと十一年間続いているという理解でございます。…

東野篤子 · 2025-03-13 · 参議院 予算委員会公聴会 ·964 字

○公述人(東野篤子君) 臼井先生、貴重な質問をどうもありがとうございました。  ゼレンスキー大統領が独裁者であるという発言は、恐らくトランプ大統領だけではなくて、共和党の一部にあるいはアメリカ国民の一部に根強いものであろうかというふうに思います。  ただ、ウクライナに関してはロシアから侵攻を受けている状況です。ロシアから侵攻を受けている中で戒厳令が敷かれ、ウクライナの国内法では憲法と戒厳令法のこの双方で選挙が非常にやりにくい状況になっております。工夫すればできないことはないかもしれないですけれども、できたとしても技術的な問題が残るわけです。  例えば、戦線には多くの兵士が行っている、その兵士たちの投票をどうするのか。あるいは、数百万と言われる避難民がいる、その避難民の投票機会はきちんとあるのか。それから、投票を行ったとして、投票所に集まってきた人たちがロシアによる攻撃の対象になること…

東野篤子 · 2025-03-13 · 参議院 予算委員会公聴会 ·646 字

○公述人(東野篤子君) 臼井先生、再び貴重な質問をどうもありがとうございます。  ロシアの継戦能力あるいは経済状況につきましてですが、やはりインフレが非常に高くなっているということ、そして国民生活にも多くのひずみが来ているということですね。  日本を始めとしてG7の国々やEUの国々が掛けている経済制裁は、必ずしもロシアの市民生活を対象としたものではございません。ただ、そうであっても、やはり戦争が三年間続くと様々なところで苦しくなっていることは事実であろうかと思いますけれども、まだ数年間は今のペースで戦えるというような報告もあります。ですので、必ずしも今ロシアにとって戦争をやめるその誘因が高いかどうかというと、そうではないように思います。  経済的にたとえ苦しくても、経済的な合理性で判断していない。先ほども申し上げましたように、ウクライナを属国化するとか、ウクライナを勢力圏に入れるとか…

東野篤子 · 2025-03-13 · 参議院 予算委員会公聴会 ·1292 字

○公述人(東野篤子君) 徳永先生、貴重な質問をどうもありがとうございます。  今後のその米欧関係の大きなピクチャーということで御質問いただいたのではないかと思いますけれども、まず、EUとしては、あるいはEUに限らずNATO、ヨーロッパ諸国としては、やはりアメリカが仲介役を逆に果たさない停戦というのは実効性に乏しいだろうということは合意ができているのだろうと思います。ただ、そのときにトランプ政権が推進しようとする停戦案が果たして確実性が高いものなのか、あるいは一方的にウクライナに犠牲を強いるものではないのかということに関しては懸念があるということなのです。  なので、アメリカがリーダーシップを持つこと、そしてアメリカが主導して、アメリカとウクライナだけではなく、アメリカとロシアとの間で十分な対話が行われることについてはヨーロッパ諸国は極めて強く歓迎をしているのですが、その内容がどのような…

東野篤子 · 2025-03-13 · 参議院 予算委員会公聴会 ·779 字

○公述人(東野篤子君) ありがとうございます。  タイミングと申しますと、大変難しい問題でございます。全てのウクライナ国民は一日も早く、一時間でも早く停戦したいと思っていると思います。これは、不当な侵略を取りあえず早く終わらせてほしい、そして一人でも多くの人の命が失われるのをこれでやめたいということで、ここには全く異論はないわけですね。ただ、繰り返し申しますように、その内容でございます。  例えば、先日のアメリカとウクライナとの間の合意文書、あれに何が欠けているのかというと、領土に関する記載が欠けているわけですね。これは、アメリカがどうも領土に関しては余り今回の共同声明の対象としたくないと。そして、ウクライナにとっても、今ロシアに占領されている領土は不法に占領されている領土なんだということをどうにかアメリカに認識してもらいたいけれども、その現実を受け入れるようにというプレッシャーも若干…

東野篤子 · 2025-03-13 · 参議院 予算委員会公聴会 ·1788 字

○公述人(東野篤子君) 三浦先生、貴重な質問をどうもありがとうございます。  経済、エネルギーでいいますと、やはりこの全面侵攻の前後で何が一番変わったのかという話と、飯田先生の話にも関連するかと思いますけれども、やはりロシア依存、エネルギーのロシア依存の低減、脱ロシア化と言われるですね、そういった現象かというふうに思います。  先生方も御存じでいらっしゃると思いますけれども、戦争が、全面侵略が始まる前のEUは非常にロシアに強いエネルギー上の依存を保っていた。これが、エネルギーの上で非常に厳しいですとか、あるいは、ロシアに単体で依存をするということはEUの経済安全保障上もエネルギー安全保障上も非常に危険だと言われていながらも、例えばその当時のドイツのメルケル首相の考えであれば、経済的な相互依存を強めることによって安全保障上のリスクも低減することができる、だからロシアとの経済的な関係はむし…

東野篤子 · 2025-03-13 · 参議院 予算委員会公聴会 ·898 字

○公述人(東野篤子君) ありがとうございます。  公明党さんはずっとOSCEの重要性について大変に強力に発信をしてくださっており、私も大変感謝しております。  というのは、日本では往々にして、OSCEは牙を持たない、つまり、軍事力を持つ機構ではないのだから余り実効性がないとか、そういったOSCEをちょっと軽視するかのようなそういった言説もしばしば聞かれるんですけれども、御指摘のとおり、OSCEの非常に大きな役割として選挙監視があり、そして、例えば全面侵攻が始まる前までは、OSCEがミッションを派遣して停戦の状況をきちんとモニターし、そのモニターの状況を日報、デイリーリポートに書き記しているということが非常に大きな役割であったと思います。  そのデイリーリポートに関しては、例えば、これはロシアが停戦違反をしたとか、ウクライナが停戦違反したとか、そのように断定をするものではないのですが、…

東野篤子 · 2025-03-13 · 参議院 予算委員会公聴会 ·1741 字

○公述人(東野篤子君) 金子先生、貴重な質問をどうもありがとうございます。  まず一点目の御質問でございますけれども、私が御説明した例えばその歴史観であるとか国家観のようなものというのは、国際法的には一切の裏付けはないということです。国際法的に説明することはできないということです。そして、シンプルに、武力による現状の変更は国連憲章違反、これでもう一言で終わってしまうという話でありますので、いかなることをしても、国連常任安保理理事国であるロシアがこのようなことに、行為に出るということの正当性はないということであります。  もっとその国連安保理ということで言うのならば、ロシアは国連安保理の常任理事国でありましたので、仮にロシアが主張するようなドンバスでの虐殺とかが行われていたのであれば、ロシアは国連安保理という場をフルに活用してその問題を国際的に提示すればよかったのですが、ロシアは全面侵略…

東野篤子 · 2025-03-13 · 参議院 予算委員会公聴会 ·1745 字

○公述人(東野篤子君) ありがとうございます。  EUの将来、それを軍事的な側面からということでございますけれども、今回のロシアによるウクライナ侵略は、やはりEUも自前で自分たちの身を守らなければならないという意識を非常に強くしました。この一環として、つい先日合意された八千億ユーロに至る欧州再軍備計画が生まれてきたということでございます。  先生のおっしゃるとおり、そのEUの方向性として、より軍事的にも自立した共同体、あるいは、同盟とまでは行かないまでも、そういったその協力体であるということを目指すことは論をまたないのではないかと思います。  今までも、EUとしてはNATOとの協力関係は進めておりました。例えば、EUの制度でベルリン・プラスということがございます。若干技術的にはなってしまいますけれども、有事が起きたときに必ずしもNATOが、つまりアメリカやカナダを含むNATOがヨーロ…

東野篤子 · 2025-03-13 · 参議院 予算委員会公聴会 ·1367 字

○公述人(東野篤子君) 伊藤先生、大変貴重な質問をどうもありがとうございました。  SNSということで申しますと、プーチン大統領はほとんど御自身でのSNSは使われません。非常に伝統的な形での記者会見ですとか声明ですとかというような演説ですね、イベント事のたびの演説というようなことで国民に訴えかけるということであります。なので、SNSの使用ということに関しては特段当てはまらないということでありますけれども。  ゼレンスキー大統領に関しては、もうツイッター、旧ツイッター、今のX、あるいはフェイスブックなども非常に広範な形でSNSを使い、そして自分の演説を必ずアップロードする。あるいは、毎日夜なんですけれども、今日はこういうことがあり、例えばどこどこの国のリーダーと話をした、それはこういう内容で、私たちはこういうことに関して理解を得たというような、日報的なそういった使い方をしているということ…

東野篤子 · 2025-03-13 · 参議院 予算委員会公聴会 ·1209 字

○公述人(東野篤子君) 大変貴重な質問をありがとうございます。  まさに、このSNSがどのように使われるのかということと、SNSがどのように悪用されるのか、あるいは捏造されるのかということに関して、ロシアによるウクライナ侵略は多くの示唆を与えてくれるというふうに私は考えています。  例えば、プーチン大統領がこのようなことを言ったというようなフェイク画像も出てきたら、それに対抗するかのようにゼレンスキー大統領が、御指摘のとおり、言ってもいないことをさも言ったかのように口の動きもぴったりと合わせて、そういった画像が出てくるということもありますので、この戦争はもうしょっぱなから情報戦だったり認知戦だったりというような側面が非常に強いというふうに考えております。  こういったフェイクをどのように見破るのかということに関して、ウクライナの中で元々そこに対して、そのフェイクを見破るためのツールで…

東野篤子 · 2025-03-13 · 参議院 予算委員会公聴会 ·1059 字

○公述人(東野篤子君) 山添先生、大変貴重な質問をどうもありがとうございます。  おっしゃるとおり、プーチン大統領は、クルスクからのウクライナ軍の撤退を要求するのと加えて、より大事なこととして、恐らくここはプーチン大統領としては変わっていないのではないかと思いますけど、今の段階では変わっていないのではないかと思いますが、東部、南部四州からウクライナ軍が軍を引く、これが交渉開始の条件であるということなんですね。なので、停戦の条件ではなくて開始の条件ですから、なかなかにウクライナとしては受け入れ難い。そういった条件というのを明示的には緩めていないということですね。  なので、ここにおいて停戦交渉が本当に始まり得るのかとか、先日の海、山、ごめんなさい、海と空とそれから地上とエネルギーインフラのその停戦ということに果たしてたどり着く状況になるのかということ、ここがまず一番に危ぶまれるわけであり…

東野篤子 · 2025-03-13 · 参議院 予算委員会公聴会 ·666 字

○公述人(東野篤子君) 再び核の問題、大変貴重な、重要な問題であろうかというふうに思います。  現在のマクロン大統領の核の傘をヨーロッパレベルに広げていくという考え方、これをフランスとイギリスとの間で協調しながらやっていくということに関しては、おっしゃるとおり、一見その核の拡大のように、あるいは核戦力の増大のように見えるかもしれませんけれども、現状で今何が一番大事なのかといいますと、とにかくロシアに核を使わせないことということでございます。ですので、こちらはもう、お聞きの猪口邦子先生が大変な専門でございますけれども、やはり今ロシアが使うという脅しを掛けているその状況をヨーロッパで協力して止めていく、使わせないことに注力するということが今一番大事なことでございます。  この使わせないということを守らない以上、核の廃絶ということもあり得ない。まずは、使わせないことを確実にしていく。その次の…

東野篤子 · 2025-03-13 · 参議院 予算委員会公聴会 ·771 字

○公述人(東野篤子君) 大島先生、大変貴重な質問どうもありがとうございます。  やはりトランプ政権の成立による現象だと見てよいのではないかと思っています。というのは、バイデン政権下においてはヨーロッパとアメリカとの関係というのはこれまでになく良かった、波乱が全くなかったということですね。それは、ウクライナへの支援の仕方ですとか、それ以外の様々な米欧関係そのものについての在り方などに関して、細部に関して意見が異なることは多々ございました。ただ、大きな方向性ですとか、どのようにウクライナを支えていき、どのようにロシアと立ち向かっていくのかということに関して大きな方針のぶれとか考え方のぶれはなかったわけですけれども。  トランプ政権においては、何かこう考え方がぶれているということよりかは、トランプ政権が一体何を考え、どのような行動をするのかがシンプルに分からないということと、それから、今まで…

東野篤子 · 2025-03-13 · 参議院 予算委員会公聴会 ·1534 字

○公述人(東野篤子君) ありがとうございます。  常にやはり日本の問題に引き付けて考えていこうと思うんですけれども、トランプ大統領は先日も、日米安保条約というのは片務的であると、アメリカは日本を守る義務があるけれども、日本はアメリカを守る義務がないというようなことをおっしゃいました。非常に我々としては背筋の寒くなるような、アメリカとしてその日米安保条約をどのように考えているのかということを疑問視せざるを得ないような、懸念せざるを得ないような御発言だったと思いますけれども、これは必ずしもアメリカが絶対に日本を守らないということではないと思います。  なので、トランプ政権あるいはトランプ大統領御本人の発言に一喜一憂する必要は私はないとは思っていますけれども、しかしこういった発言があった以上は、プランB、プランC、プランDというのがやはり必要なのではないかというふうに考えています。  その…

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MCP: search_diet_speeches(keyword="半導体")